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産官学連携で地域課題に挑む 琉大生13人、データ活用し成果発表

2026/09/12 19:49

「データサイエンス実践演習Ⅳ」の参加者=11日、沖縄市

沖縄市と日本航空(JAL)、日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球大学が産学官連携で開講した課題解決型学習(PBL)科目「データサイエンス実践演習Ⅳ」の成果発表が11日、沖縄サントリーアリーナで行われた。琉球大学の学生13人が、データサイエンスやAIを活用して沖縄市が抱える地域課題を分析し、解決策を発表した。産学官連携による同取り組みは初の試み。

審査の結果、最優秀賞には「知花花織の収益性向上」に取り組んだBチームが選ばれた。同チームは、知花花織の認知が関心層にとどまっていることや、新規性のある商品が少ないことを課題として分析。若年層にも身近なネイルに着目し、知花花織の柄を取り入れたネイルを提案した。

優勝チーム

開発したアプリには、自分の手にネイルを重ねる試着シミュレーションのほか、知花花織の歴史や柄を学ぶコンテンツ、公式オンラインショップやイベント情報への導線を設けた。さらに、地元高校生が知花花織を学び、SNS広告を制作・発信する取り組みも提案。認知から興味、購入、体験へとつなげる仕組みを示した。

他のチームも「地域資源を活用した観光誘客」「『昼の賑わい』創出と交通・情報環境」をテーマに、それぞれの地域課題をデータに基づいて分析し、解決策としてアプリを開発した。発表では会場にQRコードを提示し、参加者がスマートフォンで実際にアプリを操作。機能や活用方法を体験してもらいながら、提案内容を説明した。

参加した学生たち

総評で琉球大学の名嘉村盛和理事は、各チームが既存のデータだけでなく、アンケートなども活用して課題を明確にした点を評価。「学生ならではの本当に新規性のあるアイデアで、課題解決を図るところが含まれていて良かった」と述べた。学生らに今後もPBLに積極的に挑戦するよう呼びかけ、経験を通じた学びへの期待を示した。

冒頭、山内強副市長は関係者に感謝を述べ、地域課題の解決には行政、大学、企業がそれぞれの知見を生かして連携することが重要だとし、「若い世代ならではの柔軟な発想と高度な分析力による、斬新で実現性のある提案を期待している」とあいさつした。

学生らは8月から市内でのフィールドワークや各種データの分析、グループワークに取り組んだ。3つのテーマに分かれて成果をまとめ、会場では大型電光掲示板に資料を映し、分析結果や開発したアプリなどを紹介した。