【看脚下 -沖縄から日本を見る-】 第二五回 流れに棹さす? 島尻昇
島尻昇氏
先日、夏目漱石さんの『草枕』の一節が頭に浮かんだ。例の文である。 「智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」 そして、次に頭に浮かんだ言葉がこれである。 「流れに棹さす」 この言葉の本当の意味をご存じだろうか。 本来とは逆の意味に受け取っている人も多いそうだ。私も、その一人である。 私は、こんなふうに使う言葉だと思っていた。 「せっかく話…
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