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「追い越す」挑戦者 「まだ途中」の現職 知事選、三日攻防突入へ 沖縄県知事選2026

2026/09/10 05:00

演説する玉城デニー氏=9日午後、八重瀬町(左)演説する古謝玄太氏=9日午後、名護市(右)

9月13日投開票の沖縄県知事選は、最終盤に突入する。9日、両陣営の街頭演説には、告示後の選挙戦を踏まえたそれぞれの局面が表れた。古謝玄太氏は一貫して訴える「沖縄を変える」に加え、「追いついて、追い越す」との姿勢を強調。玉城デニー氏は2期8年の実績に加え、3期目に取り組む具体策を打ち出し、相手陣営を意識した主張も織り交ぜた。

古謝氏は9日、名護市で「多くの皆さんから、沖縄を変えてほしい、前に進めてほしいという強い思いを受けて、選挙戦を戦っている」と強調。物価高への対策や所得向上などを挙げ、「県民のためならどんなことだってやる」と訴えた。

また、国や県外企業のせいにするのではなく、与党、野党を問わず交渉し、「県民のために使える力は使う。したたかな交渉力が求められている」と述べた。

選挙戦については「相手の背中が見えてまいりました。ただ私は挑戦者。現職は強い」とした上で、「最後の最後まで全力疾走をしながら、追いついて、追いかけて、追い越す」と支持者を鼓舞した。

玉城氏は9日、八重瀬町などで演説し、2期8年を振り返りながら「まだ届けていないところに届けなければいけない」と3期目への決意を示した。道路整備や基地返還後の土地利用など「まだ途中で投げ出すわけにはいかない仕事がいっぱい残っている」と訴えた。

また、若者や子育て世帯への支援策として「沖縄ゆいまーる基金」を創設し、「制度の狭間で支援からこぼれる人を支える」と強調。8日の豊見城市では、賃上げに取り組む事業者への支援や家賃補助を打ち出し、「手取りを増やし、事業者を守る」と訴えるなど、古謝氏の主張を意識した反論もみられた。

最終盤、古謝氏は「追い越す」と逆転を明確に意識し、玉城氏は実績を土台に3期目の具体策を前面に出す。残る3日間の攻防が続く。