参政代表、国民幹事長石垣入り
街頭で支持を訴える榛葉氏=7日午後、石垣市役所前(左)市民と握手する神谷代表=7日午後、石垣市の大型店前(右)
元那覇市副市長の古謝玄太氏(44)と現職の玉城デニー氏(66)による事実上の一騎打ちとなっている沖縄県知事選と石垣市議選などの統一地方選は、13日の投開票に向けヒートアップしてきた。7日には参政党の神谷宗幣代表と国民民主党の榛葉賀津也幹事長が相次いで石垣入り。古謝氏とそれぞれの党公認候補への支持を訴えた。
神谷代表 「どちらに転ぶか分からず」 沖縄経済、政府と連携で改善を
参政党の神谷宗幣代表は7日夜、石垣市での集会後に沖縄八重山日報などの取材に応じ、知事選の情勢について「横一線ではないか。地域に根を張っているのは玉城さんだと思うが、古謝さんにも若い世代とかの応援も集められるよう、我々も頑張っている。残り6日間で、どちらに転ぶか分からない」と述べた。
古謝氏に対する期待を問われ「やはり経済政策。沖縄の貧困や経済停滞は日本にとって大きな問題だと思っている。政府ともしっかり連携しながら改善してほしい」と要望。「古謝さんにも子どもが5人いるが、参政党も教育や子育てにものすごく思いがある。そういったところの政策もしっかりやっていただきたい」と強調した。
沖縄戦に関する歴史認識に関しては「古謝さんは私とは違うとはっきりおっしゃっていたので『すり合わせよう』とか言うつもりはない」とした。
米軍普天間飛行場の移設先、名護市辺野古沖の抗議船転覆事故が知事選に影響しているか問われ「もちろんあった。玉城氏の対応も良くなかった。教育と政治団体が一部、つながっていることにはみんな違和感を持っている。誰が知事になっても同じような事故が起きないよう、しっかりやっていくべきだ」と指摘した。
参政党は八重山で、石垣市議選に新人2人を公認している。神谷氏は市内の大型店前で街頭演説を行い「参政党には何の利権もない。是々非々で、石垣市民、沖縄県、もっと広く言えば日本の国益にかなうかどうかで判断する」と訴えた。
神谷氏は6日に沖縄入りし、那覇市で古謝氏と演説した。11日まで県内に滞在し、各地で古謝氏と統一地方選の候補を応援する。
榛葉幹事長 「まだ背中追っている」 復帰後生まれ初の知事誕生を
国民民主党の榛葉幹事長は7日、石垣市役所前の街頭演説後に沖縄八重山日報の取材に応じ、知事選の情勢について「まだ背中を追っている」と述べた。一部メディアでは古謝氏が先行しているとの世論調査も報じられているが「あんなニュースが出て、全く良いことはないので。横一線。やはりデニーさんの知名度は圧倒的だ」と危機感を示した。
古謝氏への期待を問われ「(当選すれば)沖縄の本土復帰後に生まれた初めての知事誕生になる。歴史を大事にしながら、基地経済のみに頼らない新しい沖縄をつくっていくということで、大変期待している」と強調した。
国政の与野党を横断し、6党が古謝氏の支援体制を敷いている。「超党派で沖縄の新しい歴史の1ページを開くタイミングだ」と述べた。
国民民主は今回初めて、石垣市議選に新人1人、竹富町議選に前職1人を公認した。狙いについて「特に石垣は尖閣諸島をはじめ、国の守りの要を担っていただいている。自衛隊も来た。現実的な安全保障政策と経済政策を石垣でも確立したい」とアピールした。
公認候補を巡る選挙情勢に関しては「当落線上。一人でも多くの力を借りたい」と求めた。
街頭演説では「不毛な対決の歴史から、解決をしていく沖縄の政治をつくる。古謝氏は誰かのせいにする政治をもうやめようと言った。まさにその通りだ」と訴えた。
榛葉氏はこの日、東京から石垣入り。西表島などを回ったあと、8日に沖縄本島に入り、古謝氏と統一地方選の候補を応援する。