「歯磨きは歯間ブラシも活用を」 竹富島で医療講演会

医療講演会が開かれ、健康への意識を高めた=7日、まちなみ館

 ぱいぬ島健康プラン21主催の医療講演会が7日夜、竹富島まちなみ館で開かれ、地域住民約50人が参加、岩手医科大学総合診療科の寺内貴廣医師が「もしかして原因は口の中?」竹富診療所の石橋興介所長が「沖縄県の現状と予防医療」と題してそれぞれ講話した。
 寺内氏は「口の中の状態が良いと寿命が長くなるという研究結果があります」と切り出し、具体的には歯を失うと栄養不足や骨折、肺炎死亡のリスクが高まる可能性があると指摘。予防のために歯ブラシだけでなく歯間ブラシの活用を呼びかけた。歯磨きのタイミングは食後すぐか少し時間を置くべきかとの会場からの質問には「タイミングより、忘れずに歯を磨くことが大切」と訴えた。
 石橋所長は「今日はフレイル(心身の虚弱状態)、ロコモ(運動器障害)、サルコペニア(筋肉量低下)という3つの言葉を覚えてください」と話し、予防のため有酸素運動(週120分のウォーキング)と筋力増強運動(週2、3回の椅子立ちスクワットなど)、食事ではたんぱく質やアミノ酸が多く含まれるものを摂取することなどをアドバイスした。熱心に聞き入っていた竹盛富枝さん(79)は「健康法に関心があり参加した。毎日ウォーキングをしているが、これからも続けたい」と意識を高めていた。(隅田賢通信員)

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