医療・健康 オンラインの服薬指導開始 薬剤師不在の与那国で 薬正堂、南大東もサポート 県内各地で薬局を展開する株式会社薬正堂(本社沖縄市、宮里早香代表取締役社長)は、5月末に薬局が撤退し、薬剤師が不在となった与那国町で、1日から連携店舗「すこやか与那国店」の運営を開始した。旧薬局施設を活用し、スタッフがオンラインで住民への服薬指導を行ったあと、沖縄本島から医薬品が空輸される。同社は同様に5月末で「無薬局地域」となった南大東島でも1日から連携店舗の営業を開始。医療環境が厳しさを増す… 2025/06/06
医療・健康 来年4月から医師不在の恐れ 診療所指定管理者が撤退意向 与那国町 2011年から与那国町診療所の指定管理者として町に医師を派遣している公益社団法人地域医療振興協会(東京都)が、2026年3月末で同診療所から撤退する意向を示していることが27日分かった。町に対し、医師不足が原因と説明しているという。診療所の後任が確保できない場合、町内の医師が不在になる恐れがある。 2025/05/28
医療・健康 海自掃海艇あす石垣入港 2年連続、27日に一般公開も 海上自衛隊の掃海艇「くろしま」=第46掃海隊(おきなわ)所属=が26日、石垣港に入港する。午前8時ごろ第1岸壁に接岸し、28日の同時刻まで停泊する予定。27日に一般公開を行う。事前予約なしで、誰でも見学可能。石垣への寄港は昨年の5月に続き、2年連続。 掃海艇は、海上や海中、海底などに設置された水中の爆弾(機雷)の除去や設置が主な任務の艦艇。「くろしま」にも専用の装備が設置され、人員も配属され、… 2025/04/25
医療・健康 「患者優先」「住環境向上」 石垣市と県、意識にずれ 職員宿舎位置巡り要請 沖縄県立八重山病院跡地に建設される同病院の職員宿舎を巡り、新たな懸案が浮上している。職員宿舎の余剰地には民間医療施設のかりゆし病院が移転する方向で調整が進んでいるが、県側が職員の住環境に配慮し、日当たりが良く道路に面した敷地南側に職員宿舎を配置する方針を示しているためだ。石垣市議会(我喜屋隆次議長)の議員団6人は14日、県側に対し「患者を優先してほしい」と、南側にかりゆし病院を配置するよう要請。… 2025/04/16
医療・健康 仲間氏が議会復帰 尖閣守る会代表 13日の市議会一般質問中に体調不良を訴え、病院に緊急搬送された仲間均市議(75)は16日の最終本会議に出席し、議会活動を再開した。病院での検査では大きな異常はなく、帰宅を認められた。 多くの見舞いの声が寄せられ、三十年来の付き合いである石破茂首相からも花束が届いたという。仲間氏は「ご心配、ご迷惑をお掛けした。健康に留意して活動を展開したい」と話した。 仲間氏は「尖閣諸島を守る会」代表世話人を… 2024/12/17
医療・健康 仲間市議、質問中に搬送 体調不良、尖閣守る会代表 石垣市議の仲間均氏(75)が13日、市議会12月定例会の一般質問中に体調不良を訴え、救急車で病院に搬送された。命に別状はない。関係者によると、仲間氏は早期に議会に復帰する意向。 仲間氏は「尖閣諸島を守る会」代表世話人。長年、自らの漁船で尖閣周辺への出漁を続け、領海侵入した中国艦船と対峙しながら操業してきた。 11月には東京で国防や尖閣問題をテーマにしたシンポジウムに出席するなど、最近まで精力… 2024/12/14
医療・健康 健康増進と地域福祉の充実を ふれ愛バザーで物品ズラリ 健康福祉まつり、障がい者週間・市民のつどい 「第32回石垣市健康福祉まつり」、「第41回障がい者週間・市民のつどい」(主催・石垣市健康福祉まつり実行委員会)が7日、市健康福祉センターで開催された。健康福祉まつりは市民の積極的な健康増進と地域福祉の充実を図ることを目的に実施され、市民の集いは就労支援事業所などが出店する「ふれ愛バザー」が開かれ、多くの市民でにぎわった。 2024/12/08
医療・健康 「コロナ大流行」注意呼び掛け 八重山病院、連休前に対策を 県立八重山病院(和気亨院長)は11日「八重山で新型コロナウイルスが大流行している」と住民に注意を呼び掛けた。13日からの3連休や豊年祭シーズン突入を前に、高齢者と会う際はマスク着用を励行するなど、従来の感染予防対策に立ち返るよう求めた。同病院では11日現在、新型コロナで14人が入院。一般病棟は165床あり、現時点で医療が逼迫(ひっぱく)することはないが、現在のペースで感染が拡大すると、医療体制に… 2024/07/12
医療・健康 「ドクター・ゼロ」に不安広がる 農家「家畜なら無医師で良いのか」 経済的損失への懸念も 与那国 与那国町から今年度末で常駐の獣医師が不在となる。与那国島では、町天然記念物の与那国馬をはじめ、肉用牛などの家畜が約1600頭(2020年末)飼育されている。今後は、八重山家畜診療所から派遣される獣医師が毎月2回、数日ずつ滞在して診療するという。感染症などには万全の備えをするとしているが、農家の間には「出産や急病への対応はどうする」と不安が広がっている。(山下夏行) 2024/03/24
医療・健康 「被災地サポートしたい」 DMAT5人、きょう石川へ 八重山病院 能登半島地震の発生を受け、八重山病院災害派遣医療チームの5人は26~31日までの日程で被災地へ派遣される。活動期間は27~30日までの4日間。25日夕、同病院で出発式が行われ、病院スタッフ約40人が集まって5人を激励した。八重山病院からDMAT(ディーマット)が派遣されるのは東日本大震災以来2回目。 2024/01/26
医療・健康 「医療崩壊迫っている」 八重山病院、コロナ満床 県立八重山病院は11日、緊急の記者会見を開き、同院の新型コロナウイルス患者用の病床が満床になったと明らかにした。新型コロナ以外の入院治療や検査にも影響が出ており、和氣(わけ)亨院長は「医療崩壊が迫っている」として、警戒を呼び掛けた。 八重山保健所管内の1定点(医療機関)当たりのコロナ患者報告数は、6月26日から今月2日までの約1週間で54・67人。県全体の48・39人を上回り、南部地区に次いで… 2023/07/12
医療・健康 コロナ急拡大、入院千人超 知事「救える命救えなくなる」 沖縄県内 県内で新型コロナウイルスが急拡大していることを受け、玉城デニー知事は5日コメントを発表し、医療現場の逼迫(ひっぱく)を指摘。「このまま感染の拡大が続くと、救えるはずの命を救うことができなくなる事態が現実となる恐れがある」と訴えた。県はこの日、沖縄本島の医療フェーズを最も高い「フェーズ5」に引き上げた。宮古、八重山も既に「フェーズ5」に引き上げている。 2023/07/06
医療・健康 コロナ相談ダイヤル再開 感染者の急増受け 石垣市 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、石垣市は28日から「感染症電話相談室」を再開することを決めた。オペレーターが症状などを聞き、必要に応じて医療機関を紹介するサービス。各医療機関は、新型コロナ感染が疑われる場合、受診の前に相談室に電話するよう呼び掛けている。 受け付けは原則平日の午前9時から午前11時半。市の担当者によると、当面は1回線で対応し、状況に応じて回線を増やすと言う。 沖縄県内の定点あ… 2023/06/28
医療・健康 急患増で診察2、3時間待ち 7波以来の高水準、感染予防呼びかけ 八重山病院が緊急会見 県立八重山病院を受診する救急患者が急増し、17日は100人を超えたことが分かった。新型コロナウイルス感染が疑われる患者も多く、同院によると、昨年7月の「第7波」以来の高水準だと言う。和氣亨院長は「このままコロナ感染が拡大すれば、医療が破綻しかねない」として、警戒を呼び掛けている。 八重山病院が公表したデータによると、同院の救急室を受診した患者は5月29日から70人以下で推移していたが、今月17日ご… 2023/06/23
医療・健康 与那国、医師2人体制に 町有地に医師、看護師住宅も 与那国町が町立診療所(祖納)に勤務する医師を現在の1人から2人に増員し、医療体制を強化したことが14日までに分かった。町は公益社団法人・地域医療振興協会の支援を受け、医師1人を診療所に常駐させており、今月から増員した。 2023/06/15
医療・健康 八重山病院でクラスター 新型コロナ、緊急性低い手術や検査延期 県立八重山病院(和氣亨院長)は18日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、緊急性の低い手術・検査を当面の間延期すると明らかにした。緊急手術・緊急検査のみ対応を行う。17日時点で入院中の患者の感染はないという。同院では18日、特定の部署の職員とその関係者合わせて8人が新型コロナに罹患したことが判明。感染は一連のものと考えられることから、病院事業局に対し、クラスター発生を報告した。 … 2023/05/19
医療・健康 新型コロナが5類移行 八重山では2万2千人感染 疫病との闘いに区切り 新型コロナウイルス感染症の位置付けが8日、「2類相当」から「5類感染症」に移行した。これに伴い、八重山保健所による管内の感染者数発表は8日で終了するが、2日現在では2万2160人となっている。八重山で初の感染確認から3年。医療体制の脆弱な離島で住民生活に甚大な影響を与えた疫病との闘いは、大きな区切りを迎えた。 八重山で初の感染者が確認されたのは2020年4月13日。石垣市の2人で、離島では初の感染… 2023/05/08
医療・健康 難病患者の渡航費助成拡充 負担軽減へ、不妊治療に手厚く 石垣市 石垣市は、島内で治療を受けられない難病患者などが島外の医療機関へ通院する際の渡航費助成制度を今年度から拡充した。航空運賃、宿泊費に対する助成金の上限が大きく引き上げられた。不妊治療に関しては、当事者の声を反映し、特に手厚い助成を実現した。離島の難病患者は治療のため島外に出向かなくてはならないケースが多く、経済的負担の軽減をどう進めるかは「古くて新しい課題」になっている。 2023/05/03
医療・健康 国際クルーズ船で17人の感染を確認 新型コロナ、あす石垣港に入港予定 県は13日、石垣港に向かっている国際クルーズ船で、17人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。このうち届出対象者は7人。クルーズ船関係者以外の新規感染者はなかった。 クルーズ船は15日に入港予定。那覇検疫所によると、感染者はガイドラインに沿って船内で隔離されているという。 17人は20代2人、40代2人、50代3人、60代4人、70代3人、80代3人。 八重山管内の累計感染者数は2万21… 2023/04/14
医療・健康 健康増進へ連携協定 市と2社、食育や商品開発も 石垣市は14日、ロート製薬株式会社(杉本雅史代表取締役社長)=本社・大阪府大阪市=とグループ会社の農業生産法人・有限会社やえやまファーム(中川喜隆代表取締役社長)の3者で持続可能な地域づくりの実現に向けた包括連携協定を締結した。ロート製薬が県内自治体と包括連携協定を結ぶのは初めて。 2023/02/15