方言辞典 3月発刊へ 収録数、700~1000字弱 原稿最終精査が終了 与那国町教委

与那国方言辞典の原稿精査が終了した。レイアウトは現時点のサンプル

 【与那国】第27回与那国方言辞典編集委員会(米城恵委員長)が26日、同町の複合型公共施設で開かれ、原稿の最終精査が行われた。同町教育委員会によると、収録される言葉は700から最大で1000弱の見込み。単語の日本語訳だけでなく例文集も記載され、日常会話にも活用できることが特徴。来年3月の発刊を予定している。
 方言辞典編集は2013年度一括交付金事業、「与那国方言保存継承支援事業」の一環。編集委員会は4月にスタートし、会議は当初見込みを超え27回にのぼった。3年前から沖縄本島や石垣市の与那国町郷友会メンバーらを対象に、方言の聞き取り調査を実施。20人弱の方言を記録した。
 町教委はこれまでに「わらべうた工工四」「方言カルタ」など方言継承に向けた事業を展開、方言辞典が同事業の集大成との位置付けになる。同辞典の名称は「どぅなんむぬい辞典(与那国の言葉辞典)」。ページ数はレイアウトの関係もあり、現時点で未定。
 辞典の内容は▽与那国方言に対する日本語訳▽品詞別紹介▽例文―などに分かれる。例文のうち、「見事だ」と訳される「きびさ」は「どぅい はなが きびさ」と記され、「百合の花が見事だよ」と紹介されている。
 米城委員長は「これまでの辞典は語彙(ごい)集。今回は例文もある」と特徴を説明。「与那国方言を学ぶ上で通過点となる辞典になるだろう」と胸を張った。町教委文化振興班の村松稔主任主査は、「若い世代が方言を使わないと後世に受け継がれない。そのきっかけになる辞典になれば」と活用に期待。与那国方言辞典編纂室の上地艶子さんは、「次世代につなぐ活動に使ってほしい。親世代の意識を高められたら」と話した。
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は2009年、消滅の危機にある言語を発表。国内では8言語が該当し、「与那国語」は「八重山語」と並んで上位2番目の「重大な危機」としてリストアップされている。

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