古謝氏、県政刷新へ決意 「146万県民の思い受け止める」
妻の亜希子さんからお祝いの花束を手渡される古謝氏(中央)=13日夜、那覇市内
午後8時の投票所締め切りと同時に、地元テレビなどが一斉に古謝玄太氏の当選確実を報じると、古謝陣営の開票見守り会場を埋め尽くした支持者らから歓声と拍手が湧き起こった。互いに抱き合い、涙を流して喜ぶ姿も見られた。
当選確実を受けてバンザイ三唱も、古謝氏は妻の亜希子さんとともに深々と頭を下げた。歓喜に包まれる会場とは対照的に、古謝氏は表情を崩さなかった。
支持者を前に「本当にこの17日間、皆様の時間をいただき、今日この日曜日の時間に集まっていただき、誠に感謝申し上げます」と述べ、声をにじませた。「8時に当確が出ると言うのは、予想もしていなかった。まだ全く実感が湧いておりません」と心境を語った。
その上で「他の候補者に託された票も含めて、146万県民の思いをしっかりと受け止める。その責任の重さを今、感じております」と強調。「一人一人に寄り添う県政を必ず実現して、沖縄を前に進めていく」と決意を示した。
当選後のインタビューでは、2期8年の玉城県政について「しっかり敬意を表しながら、沖縄を前に進めていきたい」と述べ、県政の転換を選んだ有権者の期待に応える考えを示した。就任後に力を入れる分野として、物価高騰への対応や新たな産業の育成、子どもの貧困を含む子育て支援を挙げた。
また、選挙戦をともに戦った妻と娘について聞かれると、ようやく表情が緩んだ。「本当に感謝しかありません。私より演説が上手いと定評のある妻」と述べると、会場からは笑いと拍手が起こった。
県政運営については「寛容性と決断力」を挙げ、「どんな意見も否定せずに、しっかり話を聞いて説明する」と強調。「できるだけ、話を聞きながら、ただ政策についてはしっかりと進めていく」と、幅広い県民の声を県政に反映させる姿勢を示した。
金城克也選対本部長は「これから4年間、古謝玄太を支えていきましょう」と呼び掛けた。古謝氏が選挙戦を前に県内全41市町村を回り、県民の声を聞いてきたことに触れ、「それを政策に反映させる能力がある。これをしっかり玄太さんにやってもらいたい」と期待を寄せた。
最後は支持者らとともに「沖縄を前に」を三唱し、新たな県政のスタートを祝った。