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「困難乗り越える力を」 6カ国、293人が巣立つ 県内外に進学や就職へ JSL卒業式

2026/03/11

代表者が卒業証書を受け取った=10日、宜野湾コンベンションセンター

JSLインターナショナルカレッジ・JSL日本アカデミー(島尻昇理事長)は10日、宜野湾コンベンションセンターで卒業式を行った。専門学校と日本語学校で、6カ国・計293人が卒業した。卒業生は県内外の企業や各種専門学校・大学に就職や進学する予定。

今回は、専門学校(インターナショナルカレッジ)から11人、日本語学校(日本アカデミー)から282人が、それぞれ卒業。学生の一部は民族衣装に身を包み、出席した。

卒業生たちは中国、ミャンマー、ネパール、フィリピン、スリランカ、ウズベキスタンの出身。専門学校では2年から4年、日本語学校では1年から1年9カ月、それぞれ学んできた。

卒業式では、最初に卒業生たちの母国の国歌が流され、斉唱する卒業生もいた。日本国国歌・君が代が流れた後、宮里育江校長が卒業を認定。続いて、学校や期生ごとに起立し代表者が卒業証書を受け取った。

島尻理事長は「日本語を学び、多くの努力を重ねてこの日を迎えた。心から敬意を表する」と激励のことばを述べ、卒業生たちをたたえた。

送辞では、インターナショナルカレッジを代表しモクタン・アスミタさんが「卒業生として誇りを持ち、全国どこに行っても胸を張って頑張ってほしい」、日本アカデミーを代表しブダ・ヒマルさんが「先輩たちと出会えて良かった。夢がかなうことを願っている」と、それぞれ述べ、卒業を祝った。

答辞では、インターナショナルカレッジを代表しチャウハン・スニルさんが「勉強や資格取得、就職活動で多くを学んだ。日本人の心の優しさ、温かさを教えてくれた先生に心から感謝を申し上げる」と謝辞。日本アカデミーのイ・ピュー・ゼインさんは「留学とは知識を学ぶことではなく、自分の強さと弱さに向き合い、困難を乗り越える力を身につけることだと学んだ」と述べた。

このほか、資格試験合格者などの表彰や祝電が披露された。教員たちも一人ずつあいさつ。涙を流し、卒業生との別れを惜しむ人もいた。

BEGINの「島人ぬ宝」も全員で斉唱し、卒業式を盛り上げた。