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サガリバナ群落で環境整備 「光入れ開花促進」官民約100人参加

2026/04/22

平久保サガリバナ群落の整備活動に参加した関係者ら。開花シーズンを前に約100人が集まり、環境保全に汗を流した=18日、石垣市平久保(平久保サガリバナ保存会提供)

西表石垣国立公園指定10周年を迎える中、平久保サガリバナ保存会(米盛三千弘会長)は18日、石垣市平久保のサガリバナ群落で清掃および環境整備活動を行った。環境省や石垣市、石垣市観光交流協会、美ら花グループ安全衛生SDGs推進委員会、地域住民など約100人が参加し、開花期を前に森の手入れに汗を流した。

今回の活動では、単なるごみ拾いにとどまらず、生い茂った葉を落とす「葉落とし」や枝を整える「枝打ち」などが中心に行われた。森の中に光を取り入れることで花付きの向上を図る重要な作業で、同会メンバーで、写真家の大塚勝久さんは「このままでは暗く花が咲きにくい。光が当たる環境をつくることが大切」と意義を語った。

同群落は2005年、米盛三千弘・邦子夫妻によって発見され、11年に保存会が発足。官民一体となった保全活動が続けられ、16年の国立公園編入へとつながった。現在は植樹も進み、1000本を超える規模へと成長している。

大塚さんは「八重山が好きだから続けている。将来の子どもたちにつなぐための活動」と強調し、「自然は手をかければ必ず応えてくれる。ここで見つかったサガリバナは『21世紀の奇跡』だと思っている」と語った。

また、美ら花グループからも30人以上が参加し、宮平康弘代表取締役会長の理念「環境なくして観光なし」に共感した取り組みとして協力。参加者からは「地域の自然を守る大切さを実感した」との声が聞かれた。

会場では参加者への労いとしてサーターアンダギー約100個が振る舞われ、和やかな雰囲気の中で作業が進められた。

サガリバナは6月末から開花が始まり、7月から8月にかけて見頃を迎える見込み。