文化の継承と創造を 展示の部盛況、きょう舞台発表 市民総合文化祭

開会式でアトラクションを披露する石垣市民踊愛好会=23日午後、石垣市民会館前ピロティ

 石垣市文化協会(江川義久会長)主催の第24回石垣市民総合文化祭が23日から、市民会館で始まった。展示の部では2日間にわたり、各部会のメンバーによる美術や工芸など多彩な作品が、会場に所狭しと並ぶ。24日には舞台の部で、伝統芸能や創作舞踊などが繰り広げられる。初日は開会式が市民会館前ピロティで行われた。
 同文化祭は文化の継承や創造などを目的に毎年開催されている。1994年の市文化協会設立当初、12だった部会は現在、27に増えている。

 展示ホールでは書道、美術、中ホールでは華道、写真、織物、木工、陶芸、歴史民俗、星文化、琉球の茶道、食文化の各部会が、日ごろの活動成果を展示。初日から多くの市民らが訪れ、一つひとつの作品に見入った。
 江川会長は「最近、文化協会が設立された意義が理解されず、主催行事の参加を負担に感じる会員が増えていることに危機感を持っている。一人は皆のため、皆は一人のためという気持ちを持ちたい」と話した。
 開会式ではテープカットに続き、石垣市民踊愛好会がアトラクションを披露した。石垣安志教育長は「貴重な文化遺産の継承に努めるためにも、郷土文化の理解がますます必要」と祝辞を述べた。
 24日の展示の部は午前9時半から午後4時まで。入場無料。舞台の部は24日午後6時半から市民会館大ホールで開演。三線、舞踊、古謡、太鼓、筝曲、武道、コーラスあかようら、琉球芸能の各部会が演目を披露する。入場料は千円。

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