新任3人に委嘱状交付 アプリ相談窓口など提案 市いじめ問題対策連協

石垣市いじめ問題対策連絡協議会の新任委員に委嘱状が交付された=3日午前、市教育委員会事務局2階ホール

 石垣市いじめ問題対策連絡協議会(小浜美佐子会長、委員15人)は3日午前、委員への委嘱状交付式と第1回会議を市教育委員会事務局で開いた。教育委員会に所属しない新任3人に委嘱状が交付され、教育委員会教育部長の天久朝市氏が副会長に選出された。

 事務局は小中学校でのいじめの現状を報告し、▽オンラインゲームで仲間はずれにしたことから、校内でトラブル▽気の弱い生徒への罵倒・からかい▽(昨年度)SNS上でいじめの加害者が被害者になりすまし、クラスメイトなどに悪口を発信―などを紹介。
 いじめの認知に関しては、児童生徒から養護教諭にもたらされた情報に拠るものも少なくないという。
 担当者は「管理職研修などのケース会議が本来の目的から逸れて『報告の場』になっている。『支援・防止の場』となるよう、現在投げかけている」と話した。
 事務局からの報告に対し、市産業医の城所望医師は「いっぱいいっぱいの先生には生徒も相談しにくい。研修会では先生のストレス対策や精神科医の専門家を呼ぶなどはどうか」と提案。
 八重山地区少年補導員協議会の平良秀之会長は「先生に直接相談するのは難しいが、アプリを活用した相談窓口は全国でもある。アプリだと時間を問わないので先生の負担は増えるが、直接相談よりハードルは下がる。検討の必要がある」と提案した。
 石垣安志教育長は「子どもたちが安心して明るく楽しい学校生活を送れるよう、関係機関が連携して取り組む必要がある」と協力を呼び掛けた。
 会長以外の委員は次の皆さん。
 ▽金城通彦、宮良信浩、坂中健作(新任)、大浜慶功(新任)、山里徹、石橋弘行(新任)、船道安広、屋嘉宗浩、城所望、天久朝市(新任)、與世山淳、砂川永秀、新城佳一、平良秀之

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