科学 石垣島上空に飛翔体 中国ロケットか、住民目撃 15日午後8時10分ごろ、石垣島の西の空に明るく輝く飛翔体が出現し、10分ほど南西方向に飛行したあと低空の雲に消えた。石垣島天文台元所長で、美ら星ガイドの宮地竹史さん(75)が名蔵・田原浦で飛翔体を撮影。中国が打ち上げた運搬ロケット「長征6号改」と見られるという。 宮地さんは「噴射光が白く輝きながら広がり、ゆっくりと飛翔し、その後ろに噴煙が太陽光で赤みを帯びているロケット雲が見られる」と解説し… 2024/10/20
科学 与那国のトカゲ、実は新種 他の島々と隔離、独自に進化 与那国島に生息し、先島諸島の他の島々に分布するサキシマスベトカゲと同種と考えられていた小型のトカゲが、実際には固有の新種であったことが京都大学理学研究科・教務補佐員の小泉有希氏らの研究で分かった。先島諸島の島々のうち与那国島のみが、長期にわたって他から大きく隔離され続け、動植物が独自の進化を遂げてきたことを示す一つの証拠になると見られる。 研究成果をまとめた論文はこのほど小泉氏、兵庫県立大学自然・… 2022/05/09
科学 フルスト原遺跡 保存活用計画策定へ 大浜の文化遺産と一体的に 石垣市教育委員会は、国指定史跡「フルスト原遺跡」(同市大浜)の保存活用計画を今年度から2年間かけて策定する方針を固めた。同遺跡を巡っては約30年前に保存整備基本計画が策定され、石積みの修復作業などが続けられてきたが、近年、隣の旧石垣空港跡地で開発が進むなど、周辺環境が大きく変化している。市教委は、同遺跡を大浜地区に点在する文化遺産と一体的に活用することも見据え、新たな構想が必要と判断した。 市… 2021/12/02
科学 与那国と台湾 太古は陸続きか 近隣種の新種ミミズ確認 与那国島に生息する大型ミミズが、DNA解析の結果や形態的特徴から、台湾北部のタイワンオオミミズに最も近縁な新種であることが、太田英利・兵庫県立大自然・環境科学研究所教授らの研究で分かった。太田教授らは、250万年~500万年前、台湾と与那国島が陸続きだったことを示す有力な証拠になると指摘している。 与那国島のヘビを研究している太田教授は、ヘビが捕食するミミズにも関心を抱き、2013年、町教育委… 2021/11/05
科学 【ゆーばいぶじの独り言】冬の大三角とカノープスを見よう! 石垣島の星一徹こと小西覚(1958年生まれ) 南の空には冬の大三角が見やすい時期になってきましたね。全天で一番明るい星、おおいぬ座の1等星「シリウス」、オリオン座の左上の赤い星「ベテルギウス」、こいぬ座の「プロキオン」で冬の大三角、その三角形を矢印にアルファベットのYをイメージして南の水平線に目をやると、全天で2番目に明るいりゅうこつ座の「カノープス」が輝いています。 中国ではこの星を「南極老人星」といい、縁起がいい星と言われています。それ… 2021/01/29
科学 【ゆーばいぶしのひとり言】しぶんぎ座流星群にチャレンジ! 石垣島の星一徹こと小西覚(1958年生まれ) チャレンジ 1月3日夜中~4日夜明け前(特に午前3時頃がオススメ) ※満月後の大きい月があるので見づらいかも… しぶんぎ座流星群も三大流星群の一つですが、他の三大流星群よりは活動時期が短く年によって流れ星の数が多かったり少なかったりバラバラようです。極大日は3日(日)の夜中から4日(月)の朝方になり、見頃の時間は4日(月)の夜明け前で午前3時~6時頃になるでしょう。1時間で最大20個位の流れ星が… 2020/12/30
科学 【ゆーばいぶしのひとり言】ふたご座流星群にチャレンジ! 石垣島の星一徹こと小西覚(1958年生まれ) 私はVERA石垣島観測局の技術支援でブラックホールの観測のお手伝い、夜はANAインターコンチネンタル石垣リゾートで星空案内人をしている、南十字星が大好きなおじさんです。これから八重山の星空や、天体のことつぶやいていきますのでよろしくお願いします。 ■チャレンジ1 12月13日夜~14日夜明け前(特に午前2時頃がオススメ) ■チャレンジ2 12月14日夜~15日夜明け前(同上) &nb… 2020/12/10
科学 風力発電で100時間供給 全需要対応、県が実証実験 波照間島 県産業政策課は27日、波照間島で風力発電2基を活用し10日から14日まで、約100時間連続で電力供給を行ったと発表した。島内275世帯(514人)の全電力需要に対応した。県によると、風力発電の電力の一部を駆動源とした「MGセット」と呼ばれるモーター発電機を実際の電力系統に活用した国内初の事例という。 2020/11/29
科学 政務官「22年度までの予算は確保」 署名1万6344筆、文科相に提出 VERA存続活動 国立天文台水沢VLBI観測所(本間希樹所長)=岩手県奥州市=を拠点とするVERA(ベラ)プロジェクトの存続を巡り、奥州市の地域住民で組織する「VERAサポーターズクラブ」と石垣市商工会青年部のメンバーらが24日、文部科学省を訪れ、全国で1万6344筆集まった署名用紙を萩生田光一文科相宛てに提出した。署名用紙を受け取った三谷英弘文科大臣政務官は「2022年度までの予算は確保してある。前向きに進めたい… 2020/11/27
科学 VERA存続署名5099筆 きょう文科大臣に提出 ベラジニアと市商工会 VERA(ベラ)石垣島観測局の存続を求める八重高生の有志7人のグループ「ベラジニア」と、高校生をバックアップしていた石垣市商工会青年部(吉田大介部長)による署名活動の集計がこのほど終了し、石垣市での署名総数は5099筆となった。市商工会によると、全国4カ所を中心に行われた署名総数は1万6344筆で、石垣での署名は全体の31%を占めた。署名は24日、萩生田光一文科大臣に提出される。 2020/11/24
科学 署名活動ラストスパート VERA存続へ呼び掛け終盤 ベラジニア VERA(ベラ)石垣島観測局の存続を求める八重高生の有志7人のグループ「ベラジニア」が1日午後、存続への最後の署名活動をメイクマン石垣店で行なった。生徒の活動をバックアップしている石垣市商工会青年部(吉田大介部長)とともに実施。市商工会の署名活動は終盤を迎え、店舗署名は今回で終了し、今後はオンラインと市内に設置した専用署名台でラストスパートをかける。 2020/11/03
科学 VERA存続へ期待 本間所長オンライン講演 石垣市商工会 石垣市商工会青年部(吉田大介部長)は10月31日、国立天文台水沢VLBI観測所の本間希樹所長によるオンライン講演会「VERAからつながる宇宙と石垣島」を開催した。本間所長はVERAの運用継続について、「2021年度以降の予算は不確定だが、何とかなるのではないか」と期待し、22年度以降の中期計画の中に位置付けられるよう取り組んでいると説明した。 2020/11/01
科学 VERA継続へ声援 幅広い世代が署名協力 石垣市商工会青年部(吉田大介部長)、同青少年育成委員会(大浜俊委員長)が18日、国立天文台VERA石垣島観測局の存続を文部科学省に直訴するための署名呼び掛けをメイクマン石垣店で実施した。午後1時からの6時間で292筆が集まった。 2020/10/20
科学 存続へ署名活動スタート VERA観測局 1万5千筆目指す 商工会青年部 財政難で閉鎖が取り沙汰される国立天文台VERA石垣島観測局の存続を文部科学省に直訴しようと、石垣市商工会青年部(吉田大介部長)、同青少年育成委員会(大浜俊委員長)が市民への署名活動を開始した。市役所など4カ所に署名台を設置するほか、店舗での署名呼び掛けも行う。吉田部長は「VERAは観光資源でもあり、高校生が天文学に関心を持つ入口にもなっている。存続を求める多くの声を届けたい」と訴えた。目標は1万… 2020/10/15
科学 文科相、OIST初視察 学長、研究員らと意見交換 萩生田光一文部科学相は9月30日午後、恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)を視察し、ピーター・グルース学長や教授、若手研究員と会談した。文部科学相による同大視察は初めて。 萩生田氏と若手研究者との懇談には日本人研究員の男女4人も参加。女性研究員からは働きやすい研究環境を求める声があったという。萩生田氏は若手研究員を10年間継続支援するプログラムを説明。女性研究員にも育児休暇が取りやすい仕… 2020/10/01
科学 VERA存続に前向き 文科相来島、高校生と面会 萩生田光一文部科学相が29日石垣入りし、予算削減で来年度以降の存続が危ぶまれている国立天文台のVERA(ベラ)石垣島観測局を視察した。同観測局の存続を求める八重山高校生徒の有志「ベラジニア」のメンバー6人とも面会した。このあと訪問した石垣島天文台で萩生田氏は「八重山高校の生徒から存続に向けた要望を頂いた。最南端のこの施設が、さらに大きな役割を果たせるよう、文科省としてもしっかりサポートしたい」と… 2020/09/30
科学 天文学者と同じ研究体験 初のオンラインで開催 美ら星研究探検隊 国立天文台の研究を知ってもらおうと、国立天文台水沢VLBI観測所は19日、高校生で組織する「美ら星研究探検隊」(美ら研)を実施した。新型コロナ感染防止のため、初めてオンラインでの開催。県内外の18校から22人、うち石垣市は八重山高校から5人が参加し、オンライン会議を通じてデータ解析を行うなど、天文学者と同じ研究を体験した。 2020/09/20
科学 八重山漁協がサンゴ養殖へ 産官学で支援、崎枝湾 八重山漁業協同組合や石垣市、水産土木建設技術センター、日本トランスオーシャン航空(JTA)など県内企業は9日午後、那覇市内で会見し石垣市崎枝湾でサンゴの再生支援活動を開始すると発表した。沖縄で開発され世界に広まったサンゴの有性生殖を活用し、世界初の養殖法で種苗の生産や育成・移植を行う。実施主体は八重山漁協で、県内企業7社が資金提供する。 2020/09/10
科学 「沖縄の美ら星」発刊 奥深い星文化を紹介 石垣島天文台元所長・宮地竹史さん 石垣島天文台元所長の宮地竹史さん(71)が、沖縄の星空ガイド本「沖縄の美(ちゅ)ら星」を琉球プロジェクトから発刊した。八重山で観察できる星を中心に、星にまつわる伝承などの「星文化」を紹介している。 2020/08/23
科学 浦添君、全国2位 NHK第1回小学生ロボコン 競技タイムではトップ 全国の小学生を対象とした初開催となるロボットコンテスト「第1回小学生ロボコン2020全国大会」(主催・NHKエンタープライズ、科学技術館)の決勝戦が10日、オンラインで開催され、プログラミング教室「コーダー道場石垣」に通う、平真小学校5年の浦添昴君(10)のチームが準優勝した。当初は東京で3月に開催される予定だったが新型コロナの影響で中止となり、オンラインで実施された。 2020/08/17