芸能・文化 大綱引き、今年は西 五穀豊穣や子孫繁栄を祈願 平得・真栄里ムラプール 平得・真栄里の豊年祭(平得公民館主催)のムラプールが27日、大阿母御嶽で行われた。平得・真栄里両地区の字民が集い、五穀豊穣や子孫繁栄など地域の発展を祈願した。最後はガーリ、東西の武者が演舞するツナヌミンが行われ、盛り上がりは最高潮に。最後は字民が東西に分かれて大綱引きを実施。11分以上の熱戦となり、最後は僅差で西が勝利した。 2024/07/28
芸能・文化 全国大会に向け熱演 壮行公演「笑顔で自信持って」 八重高郷芸部 第48回全国高等学校総合文化祭「ぎふ総文2024」郷土芸能部門(8月3~5日)に出場する八重山高等学校郷土芸能部が27日夕、石垣市民会館大ホールで壮行公演(主催・同保護者会)を開催した。地域住民ら800人以上が来場し、同部2年ぶりの全国出場にエールを送った。 2024/07/28
芸能・文化 パーレーで盛り上がり 黒島豊年祭が宮里海岸で 豊作や安全を祈願 竹富町の黒島豊年祭(同公民館主催)が20日、宮里海岸で開催された。島内の宮里、仲本、東筋、保里の4村によるパーレー競走や奉納舞踊が行われ、無病息災と五穀豊穣を感謝した。村対抗のパーレー競走は海上にある「フキ」(浮き具)を先に浜辺まで持ち帰る早さで勝敗を決する。終了後、参加者は会場に立った旗頭の周りで円陣を作り巻き踊りを披露。地域の安寧を祈った。 2024/07/21
芸能・文化 新垣幸子さん人間国宝に 県内7人目、八重山上布で初 国の文化審議会(島谷弘幸会長)は19日、国の重要無形文化財と保持者の認定を文部科学大臣に答申した。県内からは八重山上布が重要無形文化財に、制作者の新垣幸子さん(78)=石垣市、同保存会代表=が初の同保持者(人間国宝)に認定された。伝統的な手結(てゆい)による「紺嶋上布(括染上布)」を復活させた功績が高く評価された。八重山上布の認定は県内の工芸技術で6番目、同分野の人間国宝は県内で7人目(物故者を… 2024/07/20
芸能・文化 台湾有事、八重山の問題 ひろゆき氏がコメント 公益社団法人日本青年会議所・社会グループ安全な国確立委員会(川崎純圓委員長)は動画共有サイト「ユーチューブ」で、「★みんなで考えよう!食卓から始まる国の安全★」と題し番組を公開。小野寺五典元防衛相や、2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏が台湾有事についてコメントした。 ひろゆき氏は日本人の多くが台湾有事について、「台湾の問題であって、八重山諸島が(影響を受ける範囲に)含まれていな… 2024/07/11
芸能・文化 宮良あゆみさん(一般)最優秀賞 デンサ節大会、23人が出場 第21回竹富町デンサ節大会(主催・竹富町民俗芸能連合保存会)が22日、西表島上原の中野わいわいホールで開かれた。各島の小・中学校、公民館、役場の代表と一般公募で集った計23人が、デンサ節の調べに合わせ、情緒豊かに朗々と歌い上げた。最優秀賞には一般の部で宮良あゆみさん(24)=字石垣在住=、子どもの部で冝間正龍君(12)=登野城小=が輝いた。 2024/06/23
芸能・文化 「統一独立の琉球なかった」 石井氏が新説、第一尚氏も否定 長崎純心大の石井望准教授が、歴史的に統一独立の「琉球王国」は存在せず、1429年とされる「三山統一」後も群雄割拠の時代が続き、中山の尚氏が東南アジアに貿易を拡大して「琉球大交易時代」が到来した、とする新説を発表した。 15世紀の琉球は山北(本島北部)、中山(本島中部)、山南(本島南部)の3勢力が覇権を争い、中山の尚巴志が1429年に三山を統一したことで琉球王国が誕生したとされている。 ただ①… 2024/06/16
芸能・文化 世界的ミュージシャン来島 スキップ・マーティン氏、吹奏楽部員らと交流 昨年、全米のテレビ業界で最大の栄誉とされるエミー賞を受賞した世界的ミュージシャンのスキップ・マーティン氏(66)が13日、石垣市内で吹奏楽部員らと交流した。技術指導を行い、愛用のトランペットを奏でて尊敬の眼差しを集める場面も。「心から演奏すれば、上手になれる」と激励した。 2024/04/14
芸能・文化 五穀豊穣と地域の安寧祈願 白保種子取祭、馬も疾走 今年の五穀豊穣と地域の安寧を祈願する石垣市白保の種子取祭が8日早朝、同地区で行われた。真謝、波照間、嘉手刈3御嶽の神司がオーセ(拝所)で願いを捧げた後、午前7時ごろからオーセに面する通り・白保公民館の指定文化財「ンマガミチ」を馬が駆ける「カタバル」が行われた。 2024/01/09
芸能・文化 アイドル活動を通して島の人に恩返しをしたい 「僕が見たかった青空」 青木宙帆さん(20) 石垣市出身 アイドルグループ「乃木坂46」の公式ライバルとして2023年にデビューした「僕が見たかった青空」(僕青)のメンバーに石垣市出身の青木宙帆(ゆうほ)さん(20)がいる。現在はアイドルとして歌やダンスに励み、アイドルとしての道を着実に歩み始めている。 2024/01/01
芸能・文化 竹富町シマムニ発表会 島々の方言、保存継承図る 小浜島開催、3島4地区が参加 第2回竹富町シマムニ発表会(町、同町教育委主催)が9日、小浜公民館で開催された。町内の島々に残る方言(シマムニ)の保存継承を目的に小浜島、黒島、西表島から4地区の公民館が参加。各公民館の代表が昔話やスピーチを各地域の方言で披露した。 9つの島々で構成される竹富町では、生活様式の変化などで各地域に伝わるシマムニが消滅の危機にある。町と教育委は、年1回ペースでシマムニ発表会の開催を決定。今回は20… 2023/12/10
芸能・文化 海底都市と「姉妹提携」 ハリウッド映画とタイアップ 与那国町 与那国町は4日、ハリウッド映画制作会社ワーナー・ブラザースの最新作「アクアマン/失われた王国」(来年1月12日公開)の舞台になっている海底都市アトランティスと「姉妹都市」提携するイベントを開催した。映画は架空の海底世界を舞台にした作品であるため、特徴的な海底地形を持つ与那国島とのタイアップが実現した。久米島出身のお笑いタレント・小島よしおさんがアンバサダーを担当。糸数健一町長と共に会見し映画をP… 2023/12/05
芸能・文化 大城氏、与那国舞踊研究所受賞 宮良當壯賞、文化継承に貢献 八重山日報社は11月30日、沖縄の言語、文学、芸能の研究に顕著な実績を挙げ、または八重山の祭祀・文化の継承に大きな役割を果たした団体・個人に贈る2023年度宮良當壯賞の受賞者に、研究部門で日本民俗学会会員、元県立高校校長の大城公男氏(86)=那覇市=、地域民俗芸能部門で与那国舞踊研究所(久手堅一子代表)=浦添市=を選んだ。 大城氏は出身地・鳩間島に関する著作「八重山鳩間島民族誌」(2011年)… 2023/12/01
芸能・文化 竹富島で種子取祭 奉納芸能始まる 4年ぶり通常開催 国の重要無形民俗文化財で600年以上の歴史があるとされる竹富島最大の祭「種子取祭(タナドゥイ)」の奉納芸能が28日、世持御嶽の特設会場で始まった。過去3年間は新型コロナによって中止や規模縮小を余儀なくされたが、4年ぶりの通常開催となり、大勢の人で島は祭り一色となった。 2023/11/29
芸能・文化 ピアニストの会田牧子さん 宮良長包のひ孫、海外で活躍 「えんどうの花」などで知られる石垣島出身の作曲家、宮良長包(1883~1939)のひ孫が、チェコを拠点にピアニストとして活躍している。那覇市出身の会田牧子さん(46)で、多数のコンクールで入賞し、コンサート活動や後進の指導に力を入れる日々。小さな島が生んだ偉大な才能は、世界を舞台に脈々と受け継がれている。 長包の長女に当たる祖母、孫に当たる母とも音楽教師で、自身も幼いころからピアノの手ほどきを… 2023/11/21
芸能・文化 合格者55人が名演 発表会、4年ぶり通常開催 八重山古典音楽コンクール 第44回八重山古典音楽コンクール(主催・八重山古典音楽協会、八重山日報社など後援)の発表会は29日夜、石垣市民会館大ホールで行われた。4年ぶりに通常規模での開催となった今回は、厳正な審査の結果、三線の部に42人、笛の部に8人、太鼓の部に3人、筝曲の部に2人が合格。全合格者55人が高度な技術を披露した。 「鷲ぬ鳥節」の斉唱で幕を開けた発表会は、新人賞受賞者による「鶴亀節」と続き、会場に八重山の音… 2023/10/31
芸能・文化 傑作の県外流出に危機感 収集品「将来は石垣市に寄贈」 桃原氏 27日から県立博物館・美術館で始まった「沖縄の染と織の至宝」展に自らの収集品を提供した桃原用昇氏。県内の作家たちが丹精込めて創り上げた傑作が、次々と県外の市場に流出している現状に危機感を抱いたことが、コレクションを始めたきっかけだった。収集品は将来的に、自らの故郷である石垣市に寄贈する意向で、収集品を保存・展示するため「新博物館を早期に建設してほしい」と訴える。 2003年、石垣市在住の県指定… 2023/10/28
芸能・文化 「染と織の至宝」一堂に 桃原氏収集、人間国宝らの力作 那覇 石垣市出身の元角川書店専務、桃原用昇氏(80)=東京在=のコレクションを一般公開する「沖縄の染と織の至宝」展(主催・一般財団法人沖縄美ら島財団)が27日から、那覇市の県立博物館・美術館で始まった。石垣市出身の人間国宝・玉那覇有公氏ら8人が精魂込めて仕上げた染織作品80点が来月26日まで展示される。初日はテープカットがあり、沖縄本島だけでなく、東京や八重山からも多数の関係者が会場を訪れた。桃原氏の… 2023/10/28
芸能・文化 「サンニヌ台」国天然記念物に 名勝にも、文化財審答申 ヤエヤマシタン自生地追加 与那国・石垣 国の文化審議会は20日、新たな名勝や史跡の指定を盛山正仁文部科学相に答申した。沖縄県内からは、与那国島の南東部海岸にあり、多種多様な生物の痕跡や貴重な断層が良好に保存されている「サンニヌ台」が天然記念物と名勝に指定される。また、国指定天然記念物のヤエヤマシタン2本(指定木)などが自生している石垣市平久保の土地を追加指定し、土地の名称を「石垣島平久保のヤエヤマシタン自生地」に変更する。指定は近く官… 2023/10/21
芸能・文化 与那国島で方言サミット始まる 継承へ講演や聞き比べ 2023年度危機的な状況にある言語・方言サミット与那国島大会(文化庁主催)が14日、同町立久部良小学校で始まった。15日まで。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が消滅の危機にあるとした我が国の方言・8言語について、各地域や団体がブースを設け、維持・継承の取り組みを紹介。有識者の講演やアイヌ語や津軽弁と南部弁、与那国語の表現披露、各話者の聞き比べなどが行われている。 2023/10/15