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大浜氏、「極左」発言巡り、発言は撤回せず 玉城陣営は告訴見送り

2026/09/02 06:00

大浜氏から玉城陣営に届いた「回答書」(玉城陣営提供)

9月13日投開票の沖縄県知事選を前に、古謝玄太氏の八重山総決起大会で大浜一郎県議が、現職の玉城デニー氏について「極左暴力集団なんかが全部支えている」と発言し玉城陣営が反発していた問題で、大浜氏は8月25日、玉城氏陣営「県民と歩む会」に回答書を提出した。大浜氏は、玉城氏の支持者全員や各種団体を「極左暴力集団」と認定した趣旨ではないと説明したが、発言の撤回や謝罪には応じなかった。一方、同会は当初検討していた名誉毀損での刑事告訴を、見送る考えを示した。

問題の発言は8月8日、石垣市内で開かれた古謝氏の「八重山総決起大会」で、大浜氏が「玉城デニー知事なんて方は、彼を支えている勢力はいったい何なんだといつも思っている。最近になって分かった。警察も認めた。極左暴力集団なんかが全部支えている」と述べた。

県民と歩む会は同9日、大浜氏と古謝氏陣営に対し、発言が事実無根であるとして、公の場で謝罪と撤回するよう要求した。しかし、当初の抗議に回答がなかったため、同20日付で大浜氏に通知書を内容証明郵便で送付した。

大浜氏は同25日付の回答書で、県議会で県警本部長が、基地反対・抗議活動を行う者の一部に「極左暴力集団」を確認している旨を答弁したことを念頭に置いた発言だったと説明。「警察も認めた」との発言も、この答弁を踏まえたものだとした。

その上で、「玉城氏を支持する一般有権者や各種団体を一律に『極左暴力集団』と認定したものではない」と釈明。「全部」との表現についても、支持者全員を指す数量的、包括的な意味ではなく、集会での話し言葉として強調したものだと説明した。

一方、発言の撤回や謝罪については明示しなかった。

これを受け、玉城陣営の選挙母体「県民と歩む会」の山内末子事務局長は取材に応じ、「意図していない発言だったのであれば、傷ついた人たちがいる以上、謝罪すべきではないか」と指摘。「撤回もなかった」と批判した。

同会は当初、名誉毀損での刑事告訴を検討していたが、山内氏は「選挙中なので今はしない」と説明。「謝罪していないことを県民がどう評価するかということになる」と述べた。