知事選「ラストサンデー」 各陣営、支持拡大に奔走
沖縄県知事選(13日投開票)は6日、投開票まで1週間となり、選挙戦最後の日曜日を迎えた。各陣営は県内各地を回り、街頭演説や支持者への呼び掛けに奔走。終盤戦での支持拡大を図った。

有権者と握手する古謝氏=6日午前、豊見城市
古謝玄太氏は午前中、豊見城市内を遊説。時折激しい雨が降る中、街頭演説では、県民所得の向上や子育て支援、高齢者福祉などを訴えた。
県と市町村、経済界などとの連携が「今の県政では分断されている」と指摘し、「沖縄の声、力を一つにつないで、それを国にぶつけ、実現をする。有言実行の県政を実現する」と強調。期日前投票への参加も呼び掛け、「その貴重な一票を沖縄の未来の古謝玄太に託してください。必ずその期待に応えてみせます」と支持を求めた。
那覇市との市境に近い、名嘉地交差点では、那覇マラソンを引き合いに「選挙戦も皆さんのご声援が頼み。最後まで走り切ってまいります」と力を込めた。演説後には、見守っていた地域住民らに駆け寄り、握手や会話を交わした。
古謝氏は遊説後、取材に応じ、最終盤の手応えについて「幅広い世代の皆さんから応援をいただいている」と述べた。一方、自身の立ち位置については「現職は強固な基盤もあるし、知名度も最も高い。最後まで背中を追いかける選挙だと思って、この1週間も戦っていきたい」と語った。

有権者と握手する玉城氏=6日午後、宜野湾市
玉城デニー氏は午前にうるま市を遊説。午後は宜野湾、浦添両市を回った。宜野湾市内の街頭演説では、2期8年の実績を強調し、子どもの医療費や給食費、待機児童対策などを挙げ、「誰一人取り残さない沖縄らしい優しい社会」を訴えた。
3期目に向けては、給食費や医療費、病児保育の負担軽減など「ゼロ」を掲げる施策をさらに進めるとし、普天間飛行場の危険性除去についても「1日も早い危険性の除去は決して辺野古が唯一の解決策ではない」と訴えた。演説後には買い物客ら一人一人と握手し、記念撮影にも応じた。
玉城陣営の新垣邦男事務総長は、現在の情勢について「(期日前投票では)若干リードされ、大変危機感を持っている。期日前でもリードしていかなければならない」と支援を呼び掛けた。
伊波洋一参院議員も、期日前投票での劣勢について「いつものこと」としつつ、「今回、大変私たちにとって厳しい選挙になっていることは確か」とし、物価高による県民生活の苦しさなどを「現職に責任が負わされる。だから私たちの選挙の難しさだ」と述べた。