石垣市の於茂登、開南、川原、嵩田の4公民館館長らが10日午後、市平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画に関する「意見交換会の実現に向けての申し入れ」に対する市からの回答には「誠意が感じられない」として、意見書を再度、市に提出した。
館長らは昨年の11月5日付で▽予定地周辺の自然環境・生活環境が破壊、汚染されないという科学的根拠の提示▽有事の際の具体的な住民避難計画の提示―などを列記し、2回目の意見交換会を実現するための「申し入れ」として市に提出していた。
これに対し市は同月26日付で▽(環境に配慮し)関係法令等を遵守し必要な措置を講じる▽全島規模の武力攻撃やテロ等の事態が予測されたら、国・県より避難指示が発令される。それを受けて市長は、石垣市国民保護計画に基づき「避難実施要領」を作成し、全市民の島外避難が検討される―などと書面で4公民館長宛に回答した。