南の島から祈りの舞 姉妹校の絆つなぎ追悼 東日本大震災15年
祈りの舞を奉納した八重高郷土芸能部OBの(左から)普天間さん、又吉さん、根間さん=11日午後、真栄里公園
東日本大震災から15年となった11日、石垣市真栄里公園の高橋・菅原両氏顕彰碑前で、八重盛48の会(本村浩司会長)主催の追悼式が行われた。約20人が出席し、午後2時46分の発生時刻に黙とうをささげた後、八重山高校郷土芸能部OBの3人が追悼の舞を奉納し、犠牲者を悼んだ。
追悼式では、又吉結衣さん(18)と普天間夢璃菜さん(19)が踊り手を務め、根間龍空飛さん(20)が地謡で演奏し、八重山の伝統舞踊「まみどーま」を披露した。
八重盛48の会は、八重山高校と岩手県立盛岡第四高校の姉妹校交流を背景に、震災翌日の3月12日に発足。発足直後にはサーターアンダギー約7000個と募金を盛岡第四高校PTAへ届けたほか、岩手県宮古市の仮設住宅などで炊き出しや交流会を実施してきた。2020年からは真栄里公園で毎年追悼式を行っている。
本村会長は「誰かのお世話になった人たちが亡くなってしまったという思いを忘れてはいけない。こうした取り組みを次の世代へつなげ、継承していきたい」と語った。
同会の顧問で、初代会長の平田勝男さんは「災害はどこにいても起こる。八重山も明和の大津波を経験している。追悼式を続けることで、あったことを後輩たちに伝えていくことが大切」と話した。震災後の半年後に炊き出し支援に赴いたことを振り返り、「復興した岩手にもまた行きたい。(八重校郷土芸能部の)皆さんの気持ちは岩手に届いていると思う」と述べた。
舞を踊った又吉さんは「被災当時は4歳で覚えていないが、被災された方々の思いを胸に踊った。今生きていることは当たり前ではない。日々に感謝しながら生きていきたい」と話した。
式の最後には、参加者全員で復興支援ソング「花は咲く」を合唱し、被災地へ思いを寄せた。