「結」と感謝で一致団結 全国へ向け壮行公演 八重農郷芸部

全国大会の演目「瑞穂の恵み 豊年祭(プール)より」を披露する八重農郷土芸能部=6日夜、市民会館大ホール

 八重山農林高校(山城聡校長)の郷土芸能部(新城愛結部長、部員28人)が6日、石垣市民会館大ホールで「第43回全国高等学校総合文化祭(2019さが総文)沖縄県代表出場記念壮行公演」(主催・全国高総文祭派遣壮行公演実行委員会)を行なった。大ホールをほぼ埋め尽くした来場者らは郷土芸能部を盛大な拍手で激励した。
 新城部長は「壮行公演で地域の方からのご意見を取り入れ、より良い舞台を全員で作る。『結』の気持ちと感謝を忘れず、最後は地方も踊り手も1つになる」と意気込んだ。
 山城校長は「地域の皆さまに支えられているからこそできる壮行公演。多くの皆様の声掛け、激励を」と呼び掛けた。
 公演では赤馬節、黒島口説、サマーヨ、同部が四か字の豊年祭で御嶽に奉納している踊りを中心に13分にまとめた全国大会の演目「瑞穂の恵み 豊年祭(プール)より」などが披露。来場者らは惜しみない拍手を贈った。
 このほか、同校ダンス部や農業クラブ発表、八重農OBで「とぅばらーま」チャンピオンらによる独唱もあった。
 2年ぶりの出場となる総合文化祭の郷土芸能部門は佐賀県武雄市の文化会館で30日から8月1日まで。 

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