陸上自衛隊の西部方面総監などを歴任した元陸将、用田和仁氏が29日、「石垣島への陸上自衛隊配備の必要性」をテーマに市健康福祉センターで講演した。石垣島に配備される陸自部隊は「海、空の部隊のように島嶼(とうしょ)を離れることはなく、最後まで守り切る。島から動かぬ抑止のかなめで、令和の防人(さきもり)だ」と強調。日本に迫る中国の脅威と、鎌倉時代に襲来した元を重ね合わせ「中国に対する敗北主義と融和政策を捨て、国土防衛と自由のために、敢然と戦うことが日本に求められている。現代の『元寇』を打ち砕かなくてはならない」と訴えた。