東一組が総合優勝 石垣市爬龍船競漕大会で激闘 2レース勝利し王座奪還
上り3連覇を達成し総合優勝した東一組=18日、石垣漁港
旧暦5月4日「ユッカヌヒー」の海神祭として、航海安全と豊漁を感謝・祈願する「石垣市爬龍船競漕大会」(主催・同実行委員会)が18日、石垣漁港で開催された。海人の関係者による本バーリーには、東一組、東二組、中・西組合同(中一組・中二組・西組)が参加。総合成績で1位を獲得した東一組が優勝し、昨年度に敗れた中・西組合同から王座を奪還した。
本バーリーは、「御願」、「転覆」、「上り」の各ハーリーで獲得した点数を合算し勝敗を決める。
今大会では、最初に行う「御願」で中・西合同(中二組)が1位を獲得。「転覆」と「上り」で東一組がそれぞれ1位を獲得し、総合優勝を決めた。
早朝から青空が広がる炎天下の石垣島で、熱いハーリー大会が開催された。
「御願」では、中二組(中・西合同)が2位の東二組に30秒以上の大差をつけて勝利。「転覆」では、東一組が中一組(同)と、激しく競り合う展開に。両チームとも10分以内にゴールを決めたが、東一組が接戦を制し、暫定2位に浮上した。
クライマックスを迎えた「上り」は狙っていたスタートダッシュを決めた東一組が終始有利にレースを展開。ターンの度に浜で待つ女性部や関係者が指笛を吹き、パーランクーを叩いて声援を送った。
東一組は今年も13分以内にゴール。昨年に自分たちで塗り替えた最速記録12分59秒を1秒縮める12分58秒15で文句なしの総合優勝を決めた。
終了後、東一組の一番エーク・名嘉貴也さん(31)は、総合優勝を喜びつつ「目標だった『上り』3連覇を達成できた」と満足気。長距離レース(2㌔以上)対策をした成果が出たと喜んだ。「ハーリーは選手だけの大会ではない。オジーたちが今までやってきた伝統を継承し僕たちの時代になっている。責任の重さもある」と噛みしめ、三連覇を節目に若い人材の成長も期待した。
競技は「本バーリー」のほか、中学生や団体、壮年、マドンナ、水産関係の各ハーリーも行われ、約150組が参加した。
開会式では、優勝旗返還や選手宣誓、女性部・児童による舞踊・アトラクションも行われた。
本バーリーの結果は次の通り。
▽御願=①中・西合同(中二組、13分11秒40)②東二組(13分44秒56)③東一組(14分22秒16)
▽転覆=①東一組(9分48秒88)②中・西合同(中一組、9分54秒19)③東二組(10分15秒03)
▽上り=①東一組(12分58秒15)②東二組(13分18秒60)③中・西合同(西組、14分09秒45)
【総得点】
①東一組(24点)②東二組(18点)③中・西合同(17点)