政策合意「約束は守る」 鈴木氏、沖縄のために
下地氏との集会後、報道陣の取材に応じる鈴木氏=30日午後、那覇市内
沖縄県知事選への立候補を取りやめた下地幹郎氏と自民党本部との政策合意を巡り、調整役を担った鈴木宗男参院議員は8月30日、那覇市内で報道陣の取材に応じ、沖縄県連を通さず協議を進めたことへの批判に、「沖縄県の事案であれば頭越しはけしからんが、国の予算の話だ。県連を通す話ではない」と述べ、反論した。
鈴木氏は4つの政策合意について、「沖縄県連に迷惑をかける話なのか。候補者を決める際に県連を通さなければ怒られてしかるべきだが、候補者は既に決まっている。政策の合意であり、しかも国の予算だ」と説明した。
一部から政策合意に「裏取引」があるとの指摘については、「その表現はやめてください。ありません」と断固否定。「政策で合意したという、公明正大な話だ」と述べた。
自民党本部が下地氏との一本化に向けた動き始めた時期については明言を避け、「選挙が始まる前からいろんな動きがあった」としつつ、自民党から「何とか沖縄をワンチームにしたい」と求められ、自身が調整に当たったと説明した。
自民党県連内から政策合意への異論が出ていることについては、「自民党はいろんな声があっても最後はまとめる政党だ」と指摘。「鈴木宗男が余計なことをしたという声があっても、そういう人もいるんだなということで十分だ」と語った。
また、合意の中に「努力」と記述があったことに、「努力したが駄目でした、ということはない」と強調。「幹事長も選対委員長も、きちんと道筋をつくると思う」と述べ、知事選の結果にかかわらず、政権与党である限り約束を守る考えを示した。
下地氏については、「馬力や情熱は沖縄のために役に立つ」と評価。「バッジがあろうがなかろうが政治活動ができる人だ」と、今後の政治活動にも期待を示した。
一方、古謝玄太氏は8月31日、那覇市内で報道陣の取材に応じ、下地氏が不出馬を決め支援に回ったことについて、「特に変わっていない。県民党という立場で、他の政党からも推薦をいただき活動している」と語った。今後、下地氏と街頭演説などを共にする可能性については、「予定はないが、大変ありがたいことではある」とした。