経済 【看脚下 -沖縄から日本を見る-】 第二五回 流れに棹さす? 島尻昇 先日、夏目漱石さんの『草枕』の一節が頭に浮かんだ。例の文である。 「智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」 そして、次に頭に浮かんだ言葉がこれである。 「流れに棹さす」 この言葉の本当の意味をご存じだろうか。 本来とは逆の意味に受け取っている人も多いそうだ。私も、その一人である。 私は、こんなふうに使う言葉だと思っていた。 「せっかく話… 2026/10/21 05:00
経済 市長「台湾航路で物価高解消」 農産物例に輸入促進訴え 一時運休している商船やいまの石垣港―台湾基隆港定期航路を巡り、石垣市の中山義隆市長は16日の市議会一般質問で、農産物を例に、物価高を解消するために台湾からの輸入を進めるべきだとして、航路の必要性を改めて力説した。 中立の箕底用一氏が一般質問冒頭の所見で「事業効果を裏付ける根拠を議会と市民に明らかにすべきだ」と要求した。 中山市長は総務省、農水省の統計をもとに、キャベツ一玉(1~1・2㌔)の価格が今… 2026/10/17 05:00
経済 地域の魅力「体験・ストーリー」で 平久保半島計画策定でイベント 環境省 石垣島平久保半島に息づくストーリーや魅力を分かりやすい言葉や体験活動で伝えるための「平久保半島インタープリテーション全体計画」策定を受け、関心のある市民らが集う「島のこれからゆんたくカフェ」(主催・環境省)が10日。環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで開かれた。専門家から「体験とストーリーで『その場所らしさ』を伝えることが大事」(日本インタープリテーション協会代表理事の古瀬浩史氏)という… 2026/10/10 21:15
経済 石垣市が補助金申請ミス 3億円の工事費増額自己負担 ごみ焼却炉更新 石垣市のクリーンセンター(ごみ焼却炉)基幹改良工事を巡り、物価高騰に伴う工事費増額分約4億4459万円について、市が補助金申請ミスのため本来、国から交付される約2億9600万円を受け取れなくなり、全額を一般財源で自己負担することが分かった。市は開会中の市議会9月定例会で、工事受注者に対する支払いのための債務負担行為を盛り込んだ一般会計補正予算案を上程している。 クリーンセンター基幹改良工事は焼却炉… 2026/10/10 07:30
経済 GW2050成長戦略、早期実現を知事に要請 経済界、県に41市町村巻き込む体制求める GW2050プロジェクツ推進協議会は8日、県庁で古謝玄太知事に「GW2050成長戦略」の早期実現に向けた提言書と要請書を手渡した。基地返還が予定される那覇港湾施設、牧港補給地区、普天間飛行場の3基地跡地と那覇空港を「価値創造重要拠点」と位置付け、2050年までに県内総生産と県民所得水準を現在の2倍以上に引き上げ、自立型経済の実現を目指す。県に対し、国や経済界との連携に加え、41市町村を巻き込んだ推… 2026/10/09 07:00
経済 古謝知事「つなぐ」県政始動 市町村と共同で沖縄振興予算を政府要請へ 古謝玄太知事は6日、県庁で市長会、町村会との意見交換会を開いた。就任後、市町村長との意見交換は初めて。来年度の沖縄振興予算について、市町村側と連携して政府に要請する方針を確認した。辺野古基地移設をめぐる県と国の対立を背景に、近年は県と市町村が別々で政府に要請する動きもみられた。今回、古謝知事の就任を機に、市町村側が県とともに政府へ要請する方針を確認した形となった。 古謝知事は「沖縄を守る、沖縄を開… 2026/10/08 07:00
経済 小浜島製糖工場 撤退懸念 町に赤字補填要求か 小浜島の製糖工場を指定管理者として運営しているJAおきなわが来週、今後の工場運営方針に関して竹富町に説明する。1日の町議会9月定例会一般質問で横目剛弥農林水産課長が明らかにした。JAは県内で指定管理者を務める5製糖工場に関し、所在する自治体に赤字補填を要求しており、町議会からはJAが撤退する可能性を懸念する声が上がっている。 一般質問で加屋本真一氏は「JAが製糖工場の赤字を理由に撤退を検討している… 2026/10/02 05:00
経済 沖縄観光大使に仲地彩未さん 「石垣のプロモーションも」 国内外の観光関連イベントで沖縄をPRする沖縄観光コンベンションビューローの「沖縄観光大使」に石垣市から唄・三線奏者や経営者として活躍する仲地彩未さん(32)が選ばれた。仲地さんは30日、市役所に中山義隆市長を訪れ「(沖縄本島だけでなく)石垣のプロモーションもしていきたい」と意気込みを語った。 沖縄観光大使は5人が選ばれ、任期は8月1日から2年間。仲地さんは石垣市出身で、地元で飲食店4店舗を経営する… 2026/09/30 14:26
経済 沖縄経済、その次の一手 糸数剛一会長が語る「世界を見る」という発想 沖縄経済はいま、大きな転換点を迎えている。人口減少や人手不足、物価高に加え、観光依存からの脱却や新たな成長産業の創出など、これまでにない変化への対応が求められている。こうした時代に、沖縄は何を強みに、どこを目指すべきなのか。 その問いに、一貫した答えを示してきた経営者がいる。沖縄銀行を経て、沖縄ファミリーマートの社長兼CEO、現在はリウボウグループを率いる糸数剛一会長。 「ないものを追うのではなく… 2026/09/23 09:00
経済 台湾航路、10月から一時停止 収支悪化か、市「事業を再構築」 石垣市と株式会社商船やいま(大濱達也代表取締役)は18日、同社が運航している石垣港ー台湾基隆港の定期フェリーを10月1日から一時停止する、と発表した。安定的・持続的な航路運営に向けて事業全体を再構築する必要がある、としており、可能な限り早期の運航再開を模索する。収支が悪化している可能性がある。 石垣市が主導した定期航路は、就航から約4カ月で一時停止に追い込まれた。今後、運航再開や経営安定化のめどが… 2026/09/20 07:30
経済 野党、市長に辞職要求も 追及激化へ、与党は擁護 株式会社商船やいまが運航する石垣港―台湾基隆港定期航路の一時停止を受け、19日、事業の採算性を疑問視してきた野党の一部では「中山義隆市長は責任を取って辞職すべきだ」との強硬論も出た。改選後初の市議会9月定例会が28日に開会するが、台湾航路開設は中山市長の肝いり政策だけに、野党の厳しい追及が予想される。 野党の長浜信夫氏は「当初から採算が取れない事業で、いずれこうなると思っていた。反対を押し切り、事… 2026/09/20 07:00
経済 県政継続か刷新か きょう投開票、2氏最後の訴え 任期満了に伴う沖縄県知事選は13日投開票される。新人で元那覇市副市長の古謝玄太氏(42)=自民、維新、国民民主、参政、保守、公明沖縄県本部推薦=と3期目を目指す現職、玉城デニー氏(66)が、事実上の一騎打ちで激しい選挙戦を繰り広げてきた。12年間に及ぶ「オール沖縄」県政継続の是非を最大争点に、経済や基地問題で沖縄の将来を左右する重要な選択となる。古謝、玉城氏は選挙戦最終日の12日、締めくくりの集会… 2026/09/13 08:00
経済 誹謗中傷に負けず勝利を 玉城デニー氏 私は母子家庭で生まれ、2人の母親に幼い頃から愛情深く育てられ、いろいろな仕事を経験した。翁長雄志さんのあとを継いでから2期8年、誰1人取り残さない優しい沖縄を作っていきたい、それが私の思いであり、2人の母親から受け継いだ沖縄に対する思い、恩返しという思いで取り組んできた。 コロナという大きな世界的な波を乗り越えて、今、県の経済が伸び行く成長の基調に入っている。その成長を背景に中小企業の支援にも取り… 2026/09/13 07:30
経済 放置パレット処理 補助制度なし 協議会初会合、対応検討へ 竹富町 竹富町内の島々で貨物輸送に使われるパレットが放置されている問題で、町、県、町民、事業者などで組織する町放置パレット対策協議会(会長・大嵩安幸まちづくり課長)の初会合が10日、町役場で開かれた。放置パレットの処理費用に関して国、県の補助制度が存在しないことから、島内での処理も含め、今後、関係機関で意見交換を続ける。 放置パレットは町内の各離島に存在し、合計で2万枚以上に上るとの推計がある。畜産関係の… 2026/09/11 05:00
経済 台湾・基隆市と石垣市 国際友好都市協定締結 やいま丸就航が契機 石垣市と台湾の基隆市は8月31日、国際友好都市協定を締結した。中山義隆市長や市幹部、商工会、観光交流協会、商船やいま幹部が台湾で行われた締結式に参加。今後は、さまざまな分野で連携を強化し、両市の発展と相互理解の推進を図る。 石垣市と基隆は海上交通を通じた交流の歴史が深く、過去には定期航路も就航していた。商船やいまが運航するやいま丸の就航で航路が再開したため、相互理解と友好親善を深めるため協定を締結… 2026/09/04 05:00
経済 海銀が謝恩会開催 八重山の企業関係者参加 沖縄海邦銀行(新城一史頭取)は3日、市内のホテルで謝恩会を開催した。地域経済を支える各企業関係者を招き、懇親を深める目的で今年も開催した。 最初に八重山支店の行員たちによる鷲ぬ鳥節で幕開け。 続いてあいさつした新城氏は、自身が石垣生まれで、幼少期に島内で生活していたと振り返り「私は生粋の八重山の人間だ」と強調。海銀利用者のおかげで「1年間通して、預金の伸び率・増加率が九州で1位、全国で6位になった… 2026/09/04 05:00
経済 沖縄を前に進める 「誰かのせい」にせず未来実現 古謝氏第一声 この半年以上にわたり、41市町村すべてを回って多くの県民と意見を交わしてきた。「所得が上がらないのに物価が上がって非常に生活が苦しい」「交通渋滞を何とかしてほしい」「子どもを育てるのに大変な状況にある」、さまざまな課題を聞いた。 残念ながら今の県政では、こうした課題が全く進まない。停滞の県政を前進の県政に変える。沖縄を前に進めるのが私、古謝玄太の役割だ。 私が目指す沖縄は、沖縄に残りたい人がいろん… 2026/08/28 05:00
経済 平和のために力を 基地問題、解決の道筋絶対に 玉城氏第一声 祖先の眠る故郷・伊江島を背景に、私の祖母が生まれたここ本部町から3期目のスタートを切る。 場所と場所をつなぎ、そこで暮らす人と人とがつなぎ合える、そういうゆいまーるの世界を。たとえ貧しくても今は前を向くことが厳しくても、立ち上がり助け合い未来に向かって共に発展していこうと、励ましあってきたウチナーンチュ、チムグクルは常に、その始まりの原点にある。 2期8年間、さまざまな障害、災害に向き合うこと、そ… 2026/08/28 05:00
経済 プロ野球キャンプ経済効果222億円 過去2番目 県外客は過去最多12万8000人 りゅうぎん総合研究所はこのほど、2026年の県内プロ野球春季キャンプによる経済効果が222億2100万円に上ったとの調査結果を発表した。前年の224億2100万円を2億円下回ったものの、過去2番目の規模となった。 県内では2月、12球団中9球団が春季キャンプを実施。延べ観客数はオープン戦を含め約43万2000人で、前年から7000人、1・6%減少した。一方、県外からの観客は約12万8000人と過去… 2026/08/23 05:00
経済 保守党が古謝氏推薦 沖縄県知事選で日本保守党は19日、新人の古謝玄太氏の推薦を決めた。推薦に当たり古謝氏に①県民の手取りを「2倍」に増やすための電力政策②治安対策という側面からの「基地問題」への取り組み③他国の浸透工作、教育、世論情勢への対応―を求める政策要望書を古謝氏に提出した。 2026/08/21 05:00