【視点】新型肺炎、情報収集し予防徹底を

 中国で新型コロナウイルスによる肺炎の感染がとどまるところを知らない。感染者は6000人、死者は130人を超えた。春節(旧正月)に伴う大型連休には多数の中国人観光客が沖縄本島を訪れており、潜伏期間を考えると、今後、県内でいつ患者が発生してもおかしくない状況だ。県民には正しい情報収集に努め、予防対策を徹底する努力が求められている。
 県は、発生地である中国武漢市への渡航歴がある人や、渡航歴がある人と接触し、発熱やせきなどの症状がある人に対し、事前に医療機関に申告した上で、マスクを着用して受診するよう呼び掛けた。
 県によると、感染予防はインフルエンザと同様の方法だ。外出した後や食事の前、せきや、くしゃみで手が汚れた場合は、必ず手洗いする。アルコールでの手、指の消毒も有効だ。

 せき、くしゃみをする際は、マスク、ティッシュ、ハンカチ、服のそでを使い、口や鼻を抑える「せきエチケット」に努める。栄養や睡眠をしっかり取り、体調を管理することも大事だ。感染が拡大した場合は、不要不急の外出を避ける。
 外国人観光客向けには、県が運営する医療通訳コールセンターや、電話相談での対応を予定している。
 患者が発生した場合、県内では県立北部病院、県立中部病院、県立南部医療センター・こども医療センター、県立宮古病院、県立八重山病院、琉大医学部付属病院で受け入れる。

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