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ITで新ビジネス創造 沖縄発展へ有識者が議論

2018/10/07

議論する(左から)山田氏、花牟札氏、杉山氏、上里氏)。観光協会の補助事業を使い、年に複数回、スタカフェを利用し仕事をするため沖縄市に滞在する人の例が紹介された=6日、ミュージックタウン音市場多目的ホール

 上里氏は、沖縄市のテレワーク導入例を紹介。国が進める政策も紹介し、環境整備の重要性を指摘した。
 また、トークセッションでは、ITによる沖縄の発展可能性も議論された。
 花牟札氏はリゾートとテクノロジーを合わせた造語「リゾテック」を提唱。他産業と情報通信技術をかけ合せた「クロステック」の分野で、沖縄は強みである観光業界を生かすべきと主張。「観光業をICT(情報通信技術)で支えることができれば、強みに変わる」「観光業界はハワイやバリを超すような真のリゾート地を目指している」とし「リゾテック」を広め、沖縄の世界的な認知度や価値観の向上を行うべきとした。具体的には、人手不足をITなどで補い問題を解決し、観光客向けサービスに人材を振り分けるべきとした。
 上里氏は在京の企業などから、県内のIT人材不足を指摘された過去を紹介し「(指摘を受け)スタートアップを立ち上げた。人材育成をやらないと駄目だ」と指摘した。年間で200人以上のプログラマーを育成した実績も紹介された。