瀬嵩の浜に献花の列 辺野古沖事故四十九日
四十九日で多くの人が事故現場に花を手向けた=3日、瀬嵩の浜
名護市辺野古沖で修学旅行中の高校生らを乗せた船2隻が転覆し、女子生徒を含む2人が死亡した事故から四十九日となった3日、現場近くの海域を見渡せる同市瀬嵩の浜には、多くの人が訪れ、花を手向けて手を合わせた。
四十九日は、故人が祖先の列に加わる節目とされる。この日、訪れた人たちは、海の向こうに現場を望みながら、静かに祈りを捧げた。
那覇市から夫婦で訪れた60代女性は「子どもを持つ身として、人ごとではない。楽しい思い出になるはずの修学旅行だったのに」と言葉を詰まらせた。夫婦は2週間前にも訪れており、この日も花を供え、紙銭(ウチカビ)を焚いて弔った。
亡くなった生徒について「17歳はこれからの時期。未来があったはずなのに」と悼み、「沖縄の人はこの事故を忘れてはいけない」と話した。
一方で、「平和学習としてもやり過ぎだ。対馬丸記念館など別の学びの場もある。現地に連れてこられ、船に乗せられて。それが許せない」と疑問を呈した。
同浜には、「てぃーだ平和ネット」の山内末子代表ら県議3人も訪れ、献花した。山内氏は「四十九日の節目にあたり、改めてご冥福をお祈りしたい」と述べた。
事故を受けて野党側が設置したプロジェクトチームについては「報道で承知している。再発防止に向けた取り組みは県を含め全体で進めていくべきだ」と話した。
この日は、転覆した2隻が出航した辺野古漁港にも多くの人が訪れ、ヘリ基地反対協議会が設置した「テント村」のボードには、2人への追悼や同団体の活動を批判するコメントを寄せていた。