【視点】相次ぐ台風 求められる防災意識

 今月2個目の台風が八重山に接近している。台風17号の進路は沖縄本島や宮古島寄りになっているが、八重山も19日から強風にさらされ、20日には交通機関の欠航が相次いでいる。台風は21日に八重山に最も近づく見込みだ。
 「台風銀座」と呼ばれる台風常襲地帯の沖縄だけではなく、近年は本土でも日常的に台風被害が発生するようになった。改めて台風の脅威を再認識し、被害の未然防止に努めることが重要だ。
 台風15号が襲来した千葉県ではピーク時に64万戸が停電し、家屋被害も約1万戸を超えるなど、被害が大規模化している。
 停電復旧のため沖縄を含む全国から電力会社の作業員が応援に駆け付け、懸命の作業が続いているが、今なお約1万5千戸が不自由な生活を強いられている。
 台風への適応が進んでいる沖縄と違い、関東では台風の経験がさほど多くなかったことが被害拡大の要因になったのかも知れない。しかし台風の本土通過が珍しい光景ではなくなった以上、本土の住民も今までとは違った危機感を持たなくてはならないだろう。
 石垣市民であれば、千葉の惨状は、2006年に石垣島を襲った台風13号の記憶とオーバーラップするかも知れない。250本以上の電柱が倒壊・折損し、広範囲の停電の影響を受け、地域によっては断水が長期間続いた。住民にとっては悪夢のような日々だった。

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