一般 「琉球滅亡ではなく正しい決断」 沖縄県設置、尚家当主 復帰53周年記念祭典 琉球国王の末裔で、第2尚氏第23代当主の尚衛氏は24日、那覇市の県男女共同参画センターてぃるるで開かれた「沖縄県祖国復帰53周年記念祭典~平和への誓い!自衛隊への感謝と沖縄の未来~」(主催・同実行委員会)に登壇。「琉球処分」と呼ばれる1879年の沖縄県設置について「(琉球の)滅亡ではなく、日本という国家への統合を選択した。尚家を守ることより、琉球の民の幸福を願った第19代尚泰王の正しい決断だった… 2025/05/25
一般 対馬丸「世界に伝えるべき」 宮本、国仲さんら舞台の制作発表 1944年、沖縄から九州に向かった学童疎開船「対馬丸」が米軍に撃沈された悲劇を舞台化した「戦後80年祈念 生きているから~対馬丸ものがたり~」の制作発表が24日、那覇市の対馬丸記念館で開かれ、演出家の宮本亜門さん、出演者の国仲涼子さんらが記者会見に臨んだ。宮本さんは「あちこちで戦争が始まったり、ニュースで子どもが亡くなる話を聞いて、対馬丸の事件こそ沖縄だけなく、世界に伝えるべきと決意した」と語っ… 2025/05/25
一般 多言語対応のタレント派遣へ 新会社設立「言葉の壁なくす」 米国ハワイ州出身で、現在は沖縄で芸人として活動しているニッキー(保田創)さん(35)が22日、県庁で記者会見し、イベントの司会などで多言語に対応したタレントを派遣する株式会社ノーマンプロ(本社那覇市)を設立した、と発表した。英語、中国語などのほか、手話でコミュニケーションできるタレントも所属している。バイリンガルのタレントに特化した芸能事務所は県内で初めて。 2025/05/23
一般 ドローンの農薬散布拡大へ 専門業者が石垣初参入 ドローンで上空から農薬を散布する作業を請け負うAgriTech(アグリテック)株式会社(瑞慶山翔吾代表取締役、本社浦添市)が今月から、専門業者として石垣市に初参入した。ドローンによる農薬散布は農家の負担軽減や作業の効率化につながり、今後、八重山でも拡大が見込まれる。瑞慶山代表取締役(31)は「サトウキビをハーベスターで刈り取るように、今後は、農薬散布はドローンを使うことが普通というフェーズ(局面… 2025/05/20
一般 ゴルフ場、着工へ前進 県が開発と農地転用許可 株式会社ユニマットプレシャス(高橋洋二代表取締役)が石垣市の前勢岳周辺で計画しているゴルフ場付きリゾート施設建設計画で、県が7日、開発許可と予定地の農地転用許可を出したことが分かった。関係者が明らかにした。観光客誘致の起爆剤として期待されるゴルフ場建設は、着工に向けて前進する。同社は「現時点で着工時期は未定」としている。 2025/05/08
一般 「改憲は違憲だ」 市民団体が記念日に集会 平和憲法を守る八重山連絡協議会(平地ますみ共同代表ら)は「憲法記念日」の3日、新栄公園内の「九条の碑」前で集会を開いた。約60人が参加し、リレートークで、戦争放棄をつづる「憲法9条」の大切さや、平和の尊さを訴えた。 平地共同代表は「学校でも憲法を学ぶことが少なくなっていており、一人ひとりが学び合うことが必要だと思う。しかし抑止力が必要だといい、首相をはじめ政治家が憲法改正に動いている。私たちは… 2025/05/04
一般 初夏の幕開けを彩る 西表島で初のパインフェス 西表島特産のパイナップルの魅力を発信する「西表島パイナップルフェスティバル」(主催・同実行委員会)が26日、西表上原のトゥドゥマリ浜で初めて開催され、島内外から訪れた多くの人々で賑わった。 「春のピーチパイン収穫祭」と銘打たれたこのフェスティバルは、旬を迎えたパイナップルの出荷開始を祝うとともに、そのおいしさを広くPRしようと企画。これまで個々に行われていた出荷式に代わり、西表島トロピカルフル… 2025/05/01
一般 海自艦が事実上の拠点化 石垣港、台湾有事で抑止力 石垣港では近年、海上自衛隊の艦船や船舶の寄港が増加している。今年は4月までに訓練支援艦や護衛艦、掃海艇、水中処分母船などが寄港。昨年は海自最大の艦船「いずも」が石垣島の沖合に停泊した。在日米海軍も1年に1回のペースで艦艇を派遣している。台湾有事が危惧される中、抑止力を示す上で、石垣港は既に日米両艦船にとって事実上の拠点港として機能している。 台湾有事を想定し、政府は明言を避けながらも自衛隊によ… 2025/04/30
一般 鳥居撤去「見直しを」 三重の塔改修で署名活動 三重県出身の戦没者を慰霊するため平和祈念公園(糸満市)に建立された「三重の塔」の改修計画を巡り、沖縄県出身の女性が、慰霊の思いを継承しようと計画の一部を見直すよう求める署名活動を始めた。改修計画では、神社を模した鳥居などが撤去されることになっている。署名活動している浦添市出身の会社員、高里智佳さん(32)は「鳥居は三重を象徴する施設。遠い南の島で亡くなった戦没者に、せめて故郷を感じてほしいという… 2025/04/30
一般 防災テーマ展示にぎわう 米軍初参加、ホットドッグ配布 石垣市主催の「みんなで学ぼう石垣市民防災フェア」が27日、市役所で開かれ、各関係機関が防災をテーマにした展示を行った。「石垣市民防災の日・防災週間」の一環。米軍、自衛隊が警察、消防、気象台などと並んでブースを設け、会場は家族連れなど大勢の市民でにぎわった。 2025/04/29
一般 掃海艇が前倒しで入港 海自、石垣港で一般公開へ 海上自衛隊の掃海艇「くろしま」=第46掃海隊(おきなわ)所属=が25日、石垣港に入港した。同日午後には既に第1岸壁に接岸し停泊していた。自衛隊沖縄地方協力本部石垣出張所には26日午前8時に入港予定と連絡があったが、1日前倒しで入港した。27日には一般公開を予定する。 一般公開は事前予約なしで、誰でも見学可能。午前(9時から正午まで)、午後(1時から4時まで)の2部構成で、掃海任務を行う潜水員の… 2025/04/26
一般 「勇敢さが抑止力に」 戦後80年、特攻隊慰霊 護国神社 第二次大戦で出撃した特攻隊を語り継ぐ慰霊祭が23日、那覇市にある護国神社の特攻勇士の像前で執り行われ、遺族など関係者約20人が参列した。今年は戦後80年の節目。像を建立した特攻隊戦没者慰霊顕彰会の石井光政専務理事事務局長は「特攻隊が示した勇敢さと、国を守る意識が一番の抑止力になる」と訴えた。 この日は小雨が降る中の慰霊祭となったが、関係者が続々と特攻勇士の像前に足を運んだ。加地順人宮司が斎主と… 2025/04/24
一般 「御後絵」きょう初の一般公開 琉球国王肖像、6月から修復 沖縄県立博物館・美術館 沖縄戦で米国に流出し、2024年に返還された歴代琉球国王の肖像画「御後絵(おごえ)」の一部が22日から、那覇市の県立博物館・美術館で初めて一般公開される。これに先立ち、県教育委員会は21日に御後絵を報道陣に公開。「絵の状態が非常に悪く、これから修復作業が始まる。今のうちに県民に原本を見てほしい」と呼び掛けた。 2025/04/22
一般 反対運動絡みのトラブル懸念 潜水中の漁業者に接近 辺野古海域 米軍普天間飛行場の移設作業が進む名護市辺野古の海域で、今年1月、県内メディアの記者を乗せたプレジャーボートが潜水中の漁業者に接近するトラブルを起こしていたことが分かった。記者は移設に反対する自然保護団体が実施中のサンゴ礁調査を取材中だったと見られる。事態を重く見た名護漁協の安里政利組合長は「今後、工事が進展すると反対運動が活発化し、漁業者が危険にさらされる可能性がある」と、反対運動絡みのトラブル… 2025/04/17
一般 脊髄損傷から復活 小山さん「信じて続けること大事」 石垣島トライアスロン2025 石垣島トライアスロン2025には、妻や仲間に支えられ、特別な思いを胸に完走した選手がいる。小山豊さん(51)=新栄町=は、ライフセーバーとして活躍していたが、2023年8月にトレーニング中の事故で頸椎(けいつい)を損傷。体にまひが残り寝たきりになった。ただ、強じんな精神でリハビリに取り組み、1年半で走れるまで回復。今大会にはスイムとランのみ参加(オープン参加)し、見事完走を果たした。 多くの選… 2025/04/14
一般 天皇杯初優勝たたえる 琉球キングス「沖縄を元気に」 3月15日に開催された「第100回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会」で、県勢として初優勝を果たした琉球ゴールデンキングスの白木享代表取締役(沖縄バスケットボール株式会社)らが10日、沖縄県庁を訪れ、玉城デニー知事に優勝を報告した。白木代表は「天皇杯を初めて沖縄に持ち帰ることができてうれしい。今後も〝沖縄を元気にする〟という理念を大切にしていきたい」と喜びを語った。 キングスはBリーグ2年… 2025/04/11
一般 「閉鎖で問題終わらない」 川満さんら真相解明要求 米事務所 沖縄県の米国ワシントン駐在事務所問題で、タレントの川満しぇんしぇー(川満聡さん)は9日、県庁で記者会見し「真相解明と処罰を求める県民の会」を設立した、と発表した。 県議会で今年度予算から駐在事務所の活動事業費が削除され、駐在事務所は閉鎖が決まった。だが川満さんは「閉鎖されたからと言って、この問題が終わったわけではない」と責任の所在の明確化を訴えた。 同席した日本沖縄政策研究フォーラムの仲村覚… 2025/04/10
一般 「与那国と関係深めたい」 有事避難先の佐賀県知事来島 台湾有事を見据えた政府の住民避難計画で、与那国町民約1700人の避難先となっている佐賀県の山口祥義知事が7日午後、与那国島を訪れ、町役場で糸数健一町長と面談した。山口氏は「国民保護に関わる避難計画だけでなく、今後両者の関係を深めたい」と期待し、糸数氏は「避難しなくて良かったというのがベストだが、万一に備えて準備しなくてはならない」と山口知事の来島に感謝した。 2025/04/08
一般 「愛される駐屯地目指す」 開設から2年、記念行事 陸上自衛隊 陸上自衛隊石垣駐屯地では3月30日、創立2周年記念行事が行われた。駐屯地と八重山防衛協会が共催し、来賓300人や隊員、その家族などが参加し、体育館で会食を楽しんだ。3団体4個人には事前に感謝状が贈られ、会食前に参加者に紹介された。人事異動で新しく赴任した幹部の紹介や登野城獅子保存会による安全祈願も行われた。行事の一部が報道陣に公開された。 2025/04/01
一般 オール沖縄崩壊の真実 八重山日報記者が著書 安保、県民への影響暴く 八重山日報社(沖縄県石垣市、宮里育江社長)の論説主幹を務める仲新城誠記者の著書「反日・反米・親中権力 オール沖縄 崩壊の真実」が4月18日刊行される。 著者は石垣島を拠点に、2014年、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」県政が成立した当時から取材を続けている。 同書では「オール沖縄」勢力が日本の安全保障を弱体化させ、イデオロギー優先の政治で県民生活の向上を阻害してきた… 2025/03/30