芸能・文化 平田みほしさん(八重高)最優秀賞 デンサ節大会に18人出場 竹富町 「第19回竹富町デンサ節大会」(主催・竹富町民俗芸能連合保存会)が3日夕、西表島上原の中野わいわいホールで開かれた。各島の小・中学校、公民館、役場の代表と一般公募で選ばれた計18人が、デンサ節の調べに合わせ、情緒豊かに朗々と歌い上げた。最優秀賞には一般の部で一般公募から、八重山高校3年生の平田みほしさん(18)=大浜=、子どもの部で大原中学校3年生の高松俊巴君(15)=西表古見=が輝いた。 2022/12/04
芸能・文化 合格者63人、優雅に披露 晴れの演奏に大きな拍手 八重山古典音楽コンクール 第43回八重山古典音楽コンクール(主催・八重山古典音楽協会、八重山日報社後援)の発表会が26日、石垣市民会館大ホールで行われた。三線、筝曲、太鼓、笛の各部門の合格者63人が舞台に立ち、優雅に八重山民謡を披露。会場には民謡愛好家や合格者の家族らが大勢訪れ、演奏が終わるごとに大きな拍手を贈った。 2022/11/27
芸能・文化 八重山の豊年祭など披露 民俗色豊かに芸能フェス 第37回国民文化祭・第22回障害者芸術文化祭を統一した「美ら島おきなわ文化祭2022」(主催・文化庁、県など)の一環で、「八重山芸能フェスティバル」が13日午後、石垣市民会館大ホールで開かれ、約600人が来場した。 2022/11/15
芸能・文化 八重農、八商工 全国大会へ 郷芸部3年生、後輩に託す 第46回県高等学校総合文化祭・第33回県高等学校郷土芸能大会が5日、沖縄市民会館で開かれ、優秀賞4校に入った八重山農林高校と八重山商工高校が来夏に鹿児島県で開催される全国大会の出場権を得た。八重農郷土芸能部(宮良亜衣李部長)は8日、同校で記者会見し「皆で楽しく演技できた」(宮良部長)と県大会を振り返った。 2022/11/09
芸能・文化 伝統芸能が一堂に集合 地域を超えた交流に期待 竹富町 竹富町島々の民俗芸能(主催・美ら島おきなわ文化祭2022竹富町実行委員会)が29日、西表島の離島総合センターで開催された。町内各島の民俗芸能保存会が一堂に会し舞踊や太鼓演奏、狂言を披露した。 2022/10/30
芸能・文化 竹富の自然や文化満喫 復帰50年記念でツアー 沖縄の日本復帰50周年を記念した「美ら島おきなわ文化祭」の一環として、竹富町は沖縄の原風景を色濃く残す竹富島の文化財や自然を巡るツアー「ぶらまち竹富島」を開催している。25日のツアーでは竹富島地域自然資産財団の上勢頭立人(たつじん)理事の案内で参加者が島内を巡回した。 2022/10/26
芸能・文化 きょう、登野城字会結願祭 字民の健康と五穀豊穣を祈願 12年に1度の壬寅(みずのえとらどし)登野城字会結願祭前日の15日夜、天川御嶽で夜籠り(ユングムリ)の儀式が行われ、神司を通じて結願祭が無事開催できるようにと祈願が行われた。平田勝男会長は「結願祭では字民の健康と五穀豊穣を祈願したい」とあいさつ。神司によるニンガイ(願い)が行われた後、新城浩健前字会長の発声で乾杯し、祝宴として「赤馬節」、「川平鶴亀節」など祝いの芸能が行われた。 2022/10/16
芸能・文化 西表祖納・干立で「節祭」 オホホなど多彩な奉納芸能 国の重要無形民俗文化財に指定されている西表島祖納・干立の「節祭(しち)」の奉納芸能「世乞い(ユークイ)」が14日、祖納、干立の両集落で行われた。芸能や船漕ぎの奉納が行われ、豊作への感謝と五穀豊穣、健康と繁栄を祈願した。この2年間は新型コロナの影響で集落内の住民のみで行われたが、今年は郷友会や近隣地域の代表者らを招いて実施。歴史あるミリク行列や黒布で全身を覆ったフダチミ、こっけいなしぐさで笑いを誘… 2022/10/15
芸能・文化 最高賞、優秀賞の合格者決まる 第43回八重山古典音楽コンクール 第43回八重山古典音楽コンクール(主催・八重山古典音楽協会、八重山日報社後援)三線の部の最高賞と優秀賞の合格者が9日、決まった。 各部門の合格者は次の通り(敬称略、順不同)。 【最高賞】 島田和美=石垣市▽今川正継=石垣市▽渡久山由希=那覇市▽山内みどり=石垣市▽平良友香=那覇市▽大前加陽子=石垣市▽黒島英里=石垣市▽新城嘉高=宜野湾市 【優秀賞】 厚見幸見=東京都世田谷区▽藤原一絵=… 2022/10/09
芸能・文化 竹富 種子取祭で豊穣願う 島民のみで3年ぶり奉納芸能 国の重要無形民俗文化財で600年以上の歴史があるとされる竹富島最大の祭「種子取祭(タナドゥイ)」の奉納芸能が4日、世持御嶽の特設会場で始まった。コロナ禍により3年ぶりに開催。感染防止対策のため、奉納芸能は島民のみで行われた。種子取祭で大勢が参加し、列になって行われる「庭の芸能」を取りやめるなど、規模を縮小して開催された。 2022/10/05
芸能・文化 石垣繁氏の功績たたえる 八重山の民俗研究を牽引 宮良當壯賞 第5回宮良當壯賞授賞式・祝賀会(主催・八重山日報社)が18日、市内ホテルで開かれ、八重山文化研究会顧問の石垣繁氏(85)が表彰された。会場には関係者が大勢詰め掛け、石垣氏の功績をたたえた。石垣氏は「栄えある賞をいただいた。當壯先生の思いをひしひしと感じて毎日を過ごしている」と感謝の言葉を述べた。 宮良當壯賞は①八重山や沖縄の言語・文学・芸能の研究に顕著な業績を挙げた人②八重山地域の祭祀、文化の継承… 2022/09/20
芸能・文化 「すまむに」継承へ 小学生や外国人も参加 第10回すまむにを話す大会(主催・石垣市文化協会)が17日午後、市民会館中ホールで開催され、小学生や外国人、高齢者など12人(11組)が日常生活や昔話を八重山方言の「すまむに」で発表した。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催で、「すまむに」の普及継承を図るのが目的。7月末の開催予定だったが、感染拡大のため延期されていた。 2022/09/18
芸能・文化 平良昌裕さん最優秀賞 月光の下で16人熱唱 とぅばらーま大会 八重山を代表する抒情歌「とぅばらーま」の歌唱力を競う「2022年度とぅばらーま大会」(主催・同実行委員会)が8日夜、石垣市の新栄公園で開催された。大会には16人が出場。月の光に照らされ、各人各様の思いを乗せたとぅばらーまを美しく歌い上げ、最優秀賞には平良昌裕さん(72)=竹富町字上原=、優秀賞に玉代勢秀弥さん(34)=字石垣=と嵩本安意さん(84)=字新川=が選ばれた。 大会は郷土が誇る民謡の継承… 2022/09/09
芸能・文化 夕涼みライブや観望会 会場付近でライトダウン 500人が楽しむ 南の島の星まつり 南の島の星まつりのメインイベントとなる「夕涼みライブ&星講座・観望会」が6日夕、南ぬ浜町緑地公園で開催された。午後6時半の夕暮れ時からライブステージが始まり、池田真作さん、大石定治さん、きいやま商店が会場を盛り上げ、スペシャルゲストには歌手のナオト・インティライミさんが参加し、約500人を楽しませた。 南の島の星まつりは石垣市民や観光客に、星降る島、石垣島で見る天の川や夜空の魅力を満喫してもらい、… 2022/08/07
芸能・文化 OKINAWA考古学(23) 久米島町真謝沖海底(水深約10㍍)にあるのが、真謝沖海底遺跡だ。(写真1) 地元の漁業関係者からの情報によって、その存在が明るみに出た。 海底には船の残骸と思われる木材が見つかっている。この木材には船釘が並ぶように打ち込まれた部分があるが、周辺から他の遺物が見つかっておらず、また、関連する記録類もないため、船の年代などについては不明だ。(写真2) 2022/08/02
芸能・文化 OKINAWA考古学(22) 沖縄本島・北谷町北谷沖(写真1)。水深約10㍍の深さの海底に眠るのがインディアン・オーク号だ。イギリス東インド会社船籍だったオーク号が1840年に座礁・沈没。琉球王府の正史にも記録されている。 1984年に北谷町教育委員会が地元ダイバーの協力を得ながら調査をしたところ、銅板や銅釘、中国産青花(写真2)、ガラス瓶などが見つかり、回収した。行政が主体として行った沖縄県内初の海底遺跡調査にふさわしい成果… 2022/07/23
芸能・文化 五穀豊穣と無病息災祈願 コロナ禍の中、新川字会 ムラプール 石垣島四カ字の新川字会(唐眞盛充会長)は20日、豊年祭のムラプールを執り行い、五穀豊穣と字民の無病息災を祈願した。 新型コロナウイルス感染拡大の中。行事を旗頭と新川巻踊りの歌「ヤーラーヨー」などの奉納に限定し、参加者にPCR検査を義務付けるなど、感染防止対策に配慮した。恒例の綱引きや奉納芸能は行わなかった。 旗頭の奉納では、持ち手の字民約20人が、新川公民館を起点として、巨大な旗頭を持ちなが… 2022/07/21
芸能・文化 OKINAWA考古学(21) さっそうと船上に立ち、南浮原島にカメラを構える沖縄県立埋蔵文化財センターの水中調査員(写真1)。海底17㍍に眠るのは、未だに国籍不明の難破船や、淡緑色のガラス製品だ。恐らくは、乗組員が愛飲していたアルコールボトルだろう。八重干瀬海底遺跡群にも同種のボトルが発見されており、ワインとジンがそれぞれ入っていただろうと推定されている(写真2)。 2009年と10年の調査では、計22の遺物が確認された。中国… 2022/07/07
芸能・文化 OKINAWA考古学(20) うるま市勝連南浮原島の島の南側沖合の、南浮原島沖海底遺跡。。かつて唐船が難破し、島の干瀬に打ち上げられたとの伝承がある…と、先週お伝えしたが、沖縄県立埋蔵文化財センターの調査資料(写真1)によると、船釘や船体に用いられるボルト、船体の一部と考えられる銅製の金具が付いた木製品などが採集されている。 船体の一部と思われる銅製金具付きの木製品については、弧状の銅製金具をはめ込んだ板状の木材に角材を釘で留… 2022/07/05
芸能・文化 OKINAWA考古学(19) うるま市勝連南浮原島(写真1)。この島の南側沖合の、水深約17㍍の海底にあるのが、南浮原島沖海底遺跡だ。かつて唐船が難破し、島の干瀬に打ち上げられたとの伝承がある。地元のダイバーが、伝承に合致するような遺物を海底で確認したという。なお、過去には国内外のダイバーによって遺物が回収され、大きく報じられたこともある。 この海域での船舶の事故記録は確認されていないが、遺物の内容からすると1872年に英国船… 2022/07/04