環境 名蔵ダムでプレコ繁殖 近隣河川に広がる可能性も 八重山ネイチャーエージェンシー 八重山の自然を「本来あるべき姿で後世に残そう」と、外来種の調査活動を行っている任意団体「八重山ネイチャーエージェンシー」(渡辺直由会長)がこのほど、名蔵ダムでマダラロリカリア(別名・プレコ)の成体6個体と幼体3個体を捕獲した。同団体は昨年、同所で侵略的外来種に選定されている「アメリカザリガニ」の調査時にマダラロリカリアの死骸を確認していたが、今回の調査・捕獲により個体が繁殖していることが分かった… 2018/10/20
環境 北部のマングース「順調に減少」 防除事業で成果 那覇自然環境事務所は15日、沖縄本島北部で実施しているマングース防除事業で、2017年度のマングース捕獲数は28頭で、前年度に比べ半減したと発表した。捕獲された地域も半減しており「マングースの生息数、分布域は順調に減少していると考えられる」としている。 マングース防除を開始した2000年度以降、初めて国頭村でマングースの捕獲がなかった。 18年度は、塩谷湾(大宜味村)と福地ダム(東村)を結ぶ… 2018/10/19
環境 八重山の夜空を楽しむ 西表島星まつり 400人満喫 「西表島ふれあい星まつり」(主催、八重山広域市町村圏事務組合)が6日夜、西表島開拓の里(豊原公民館前)で開かれ、観光客、地域住民ら約400人が観望会で八重山の夜空を楽しんだ。 大原中学校の児童22人が踊りと演舞を、ゲストライブでは西表島出身の大浜修さん、石垣島出身の金城弘美さんが招かれ、歌を披露した。石垣島天文台施設責任者の花山秀和氏が星に関するミニ講話、NPO法人八重山星の会の通事安夫代表理… 2018/10/09
環境 新那覇バスターミナル落成 子ども乗せた記念ツアーも 来月1日、運用開始 【那覇】第一交通産業(黒土始会長)は23日、県内のバス会社4社と合同で新那覇バスターミナル落成記念出発式を開催した。新バスターミナルは、モノレール旭橋駅周辺地区の市街地再開発事業「カフーナ旭橋A街区」の1階と地下1階に位置し、10月1日から運用が開始される。この日は、開業を記念して、テープカットや地域の子どもたちを乗せたバスツアーも行われ、多くの家族連れでにぎわった。あいさつした黒土会長は「我が… 2018/09/24
環境 きょう秋分 センダンは実が鈴なりに きょう23日は秋分。二十四節気の一つで、秋の彼岸の中日に当たる。太陽が真東から昇り、真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる。また、この日を境に北半球では昼が次第に短く、夜が長くなっていく。 日中の残暑はまだ厳しいが、自然界では秋の気配が日一日と濃くなっている。 バンナ公園では、ススキのほか、イネ科の野草が穂を開き、トンボが群舞するなど、秋の到来を実感させる。 植物たちも秋の装いに変わりつ… 2018/09/23
環境 輪禍 過去最悪ペース 西表東部で今年6件目 イリオモテヤマネコ 環境省那覇自然環境事務所(東岡礼治所長)は7日、西表東部の県道上で交通事故によるイリオモテヤマネコの死亡を確認したことを発表した。ヤマネコの交通事故は今年6件目で、過去最悪となった2016年の7件を上回るペースとなっている。 同事務所によると、交通事故発生日時は5日午後10時過ぎ。場所は字高那の県道215号線の路上。個体は体重4・22㌔、全長85・1㌢のオス成獣。頭部、左大腿部の骨折、消化管ヘ… 2018/09/08
環境 自然界では秋の気配 二十四節気白露 きょう8日は二十四節気の一つ白露。草木の葉に白い露が結ぶという意味で、秋の到来が感じられるころとされる。 また、台風の通過とともに、気温が次第に下降、北よりの秋風が吹き、さわやかな秋晴れが続く時季となる。 自然界ではススキやチガヤの穂が開き始め、秋の気配も。宮古島の南海上にある熱帯低気圧は時速20㌔で北西へ進んでおり、台風に発達しない見込み。 2018/09/08
環境 再推薦へ作業推進 世界遺産候補の奄美・沖縄 菅義偉官房長官は30日、沖縄県の富川盛武副知事と首相官邸で会い、世界自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の2020年登録に向け、来年2月までの国連教育科学文化機関(ユネスコ)への再推薦を求める要望書を受け取った。「可能な限り早くできるよう作業を進めたい」と応じた。遺産の地元町村の首長らも同席した。 菅氏は登録後の観光客増で周辺住民の生活環境に影響が予想されることには「政府が… 2018/08/31
環境 農地再生、八重山ゼロ 県、交付金、管理機構を強化へ 【那覇】県は28日、2017年の県内荒廃農地面積が前年より537㌶増加し、3千816㌶になったと発表した。宮古地区を除く本島の北部や中部、南部、八重山の4地区で、前年より増加。北部が1千346㌶、八重山が1千100㌶、中部が703㌶、南部が415㌶、宮古が253㌶だった。県は荒廃面積の拡大を抑えるため、交付金支給などで対策を進めてはいるが、農地への再生がゼロだった八重山地区のような例もあった。再… 2018/08/29
環境 道路愛護功労で感謝状 富野小中と平得婦人会 内閣府沖縄総合事務局の2018年度道路愛護功労者表彰式で、沖縄地方推進協議会会長賞に富野小中学校(漢那ひとみ校長)と平得婦人会(大嶺洋子会長)の2団体が選ばれ、27日、八重山合同庁舎で伝達表彰式が開かれた。 富野小中学校は09年度から県道79号線の学校周辺で歩道の美化・清掃活動を実施。平得婦人会は1995年度から国道390号線で街路樹の剪定(せんてい)や歩道清掃、花の植え替えなどを行っているこ… 2018/08/28
環境 中国系資本が「浸食」 産経新聞北海道ツアー もう1つの〝尖閣〟現状視察 中国系資本などに買収された北海道の森林や水源地をめぐる産経新聞社(飯塚浩彦代表取締役社長)主催の「異聞 北の大地」学生限定特別視察ツアーが20、21の両日実施された。全国から集まった学生16人ら関係者が参加し、産経新聞社の宮本雅史編集委員が案内役を務めた。北海道平取町、登別市、洞爺湖町、赤井川村などのゴルフ場跡地、山林など約10カ所を回り、中国系資本による「国土浸食」が加速している現状を確認した… 2018/08/27
環境 南の島の星空に感動 迫力のプラネタリウム映像 南の島の星まつり(主催・同実行委員会)の事業の一環として16日から19日まで、コニカミノルタプラネタリウム㈱と福岡市科学館の協力による、移動可能なプラネタリウムが離島ターミナルロビー中央に設置されており、連日、観光客や地元市民でにぎわいを見せている。 同プラネタリウムの藤掛曜平さんによると、ドームは直径4㍍。プラネタリウムはプロジェクターの上に魚眼レンズを乗せ外部のコンピューターで制御。138… 2018/08/19
環境 「貴重な体験生かして」 高校生が新天体〝探索〟 「美ら星研究体験隊」(主催・国立天文台、・県立石垣青少年の家、NPO八重山星の会)が県外、本島、石垣市内の高校生11人の参加で13日から15日まで開催した「美ら星体験隊」の成果発表会が15日午後、石垣青少年の家研修室で開かれた。新たな小惑星の発見はなかったが、今後の追加観測で新天体が発見される可能性はあるという。 高校生たちはVERA石垣島観測局の電波望遠鏡や石垣島天文台の「むりかぶし望遠鏡」… 2018/08/17
環境 谷合農水副大臣が来島 石垣牛関係者と意見交換 農林水産省の谷合正明副大臣は7日、地域事情視察のため石垣島入りし、JA石垣牛肥育部会(比嘉豊会長)との意見交換などを開いた。8日まで滞在し、8日は乳製品の6次産業化に取り組む伊盛牧場や西表島などを視察する。 谷合副大臣一行は到着後、熱帯・島嶼研究拠点を視察し伊原間公民館に移動。石垣牛の生産拡大に関する意見交換を肥育部会の関係者と行った。 ▼過去記事の 全文は「新聞オンライン.com」で 沖縄本… 2018/08/08
環境 きょう立秋 日差しはまだ夏本番 きょう7日は立秋。二十四節気の一つで、朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つころとされる。しかし、それは暦の上のことで、日中はまだ残暑が厳しく、最高気温が30度以上の日は9月まで続く。 6日も太平洋高気圧に覆われ、朝から強い日差しが容赦なく照りつけ、同日午後1時までに竹富町波照間で34・1度、石垣市登野城で33・8度を観測するなど、各地とも31度を超す猛暑となった。 石垣市の真栄里ビーチでは、夏休… 2018/08/07
環境 「くばはとぅ」電線で巣作り 与那国のリュウキュウキジバト 【与那国】島で「くばはとぅ」と呼ばれるリュウキュウキジバト(ハト科キジバト属)がこのほど、久部良集落にある電話線上で、巣作りをし抱卵する様子がみられた=写真。 偶然目にした工事関係者は「電話線のカバーの中に鳥が卵を産むことはよくあるが、これは稀なケース」と話す。 くばはとぅを発見したのは、巣の近くのガソリンスタンドに勤務する仲嶺成八さん。仲嶺さんは毎日現れる2匹のくばはとぅを不思議に思い「ま… 2018/08/03
環境 公共交通「利便性向上を」 島袋眞子さん(首里高)グランプリ 「沖縄の観光」意見発表 【那覇】第15回「おきなわの観光」意見発表コンクール(主催・かりゆしグループ)が16日、那覇市内のホテルで開かれ、公共交通機関をテーマに発表した首里高校3年の島袋眞子さん(17)がグランプリを獲得した。沖縄のさらなる観光発展のために、バスなどの公共交通機関の利便性向上が必要だと訴えた。 同コンクールは、観光人材育成事業の一環として、県内の小学生から大学生までを対象に実施されている。県内から10… 2018/07/17
環境 漂着ごみ対策を強化へ 県、回収や有害物質分析 【那覇】県は13日、第1回沖縄県海岸漂着物等対策推進協議会を開き、昨年度に県内全域で回収された漂着ごみが572㌧で、このうち約79%に相当する452㌧が八重山諸島から回収されたことを報告した。県は今年度も海洋漂着物に含まれる有害物質による影響の情報収集を継続し、対応策や方針を調査・検討する。 漂着ごみの回収を8月から来年2月まで行う。また、県内各海岸の地形や海流、漂着ごみの種類や排出国の確認な… 2018/07/14
環境 月明かりに神秘的な光景 オカガニ放卵 大浜海岸 旧暦5月の満月の夜、海に卵を放つことで知られるオカガニの産卵の光景が28日夜、石垣市の大浜海岸で見られた。 オカガニは普段は内陸部の海岸林に生息。旧暦の5月13日から大潮に当たる15日にかけて腹部に卵を抱えたメスのオカガニが放卵のため、海岸に下りて、一斉に産卵する。 大浜海岸では同日午後8時30分ごろ、数匹のオカガニが草陰から姿を現し、ゆっくりと砂浜へ移動。月明かりが照らす波打ち際で体を震わ… 2018/06/30
環境 イセエビの解禁1カ月延期 資源保護、8月から 例年7月1日にイセエビが解禁されてきたが、今年は資源保護の観点から、解禁日が8月1日に延期されることが分かった。 沖縄海区漁業調整委員会の指示で、4月から施行されており、イセエビだけでなくセミエビも対象。漁獲資源の持続可能な状況を生み出すことが目的。 イセエビとセミエビの禁漁期間が4月1日から始まるのはこれまで通りで、それが7月31日まで続くこととなる。 また体長20㌢以下のイセエビ、セミ… 2018/06/30