環境 デイゴ開花 竹富島で一足早く 例年3月5日ごろに開花するデイゴが、竹富島の港に近い直線道の並木道で咲いているのが6日見られた=写真。 一カ月も早いデイゴの開花は珍しく、島内を運行するバスの運転手らが観光客に説明、関心を集めていた。 メジロが飛来し、蜜を吸うなどしており、野鳥には一足早い、デイゴのごちそうといったところだ。 2019/02/09
環境 本部漁協でジュゴン勉強会 登野城や西表でも目撃情報 ジュゴンと海草藻場の保全に関する勉強会(沖縄県環境部自然保護課主催)が26日、本部漁業協同組合で開かれた。漁業関係者らは、ジュゴンの生態や漁網で混獲してしまった場合のレスキュー法等を学んだ。 定置網や刺し網等の漁網で誤ってジュゴンを捕獲してしまう事故は、世界各国でも大きな課題になっている。県内では、2000年に宜野座村でジュゴンが定置網にかかり、その時は生きていたが、漁師から連絡を受けた美ら海… 2019/01/28
環境 西表の自然に配慮を 観光マナーブック発行 県環境部 県環境部(大浜浩志部長)は15日午後、ユーグレナ石垣港離島ターミナルで、世界自然遺産推進地の西表島の自然保全や観光マナー向上を図ることを目的とした『西表島マナーブック』の完成と、今後の普及活動について発表した。大浜部長はあいさつで、「マナーブックを一読することで、自然の大切さに配慮するきっかけとなれば」と願った。西表島には約32万人(2017年)が観光客として訪れている。 2019/01/16
環境 米原海岸ルール再構へ 熱帯魚採取、サンゴ荒らし確認 生態系保全評価会議 2018年度サンゴ礁生態系保全行動計画中間評価会議(主催・環境省、石垣市)が15日、八重山合同庁舎で開かれ、2016年―2020年の行動計画の中間評価を行った。モデル事業となる「米原河岸利用ルール策定・運用」は今後、19年に運営協議会を発足し、20年度にルールを再構築して本格運用する方針。担当者は熱帯魚の違法採取、サンゴ踏み荒らしなどの現状を説明した。 米原海岸利用ルール策定は、新石垣空港の開… 2018/12/16
環境 マグロ枠の繰り越し可能に 中西部太平洋委で合意 米ハワイで開かれていた太平洋クロマグロの資源管理を議論する中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の年次会合が現地時間14日(日本時間15日)閉幕し、国ごとに割り当てられた漁獲上限に達しなかった場合に翌年に一定程度を繰り越せるようにすることで合意した。日本の水産庁が15日、発表した。 2019年の未利用分から適用し、漁獲上限の5%までを20年の漁獲枠に上乗せできるようになる。 会合では19年… 2018/12/16
環境 「保全しないと海岸危ない」 2018琉球弧アダンサミットin石垣島 有用性の再認識を 古くから島と暮らしを守ってきたアダンの有用性を再認識し、島の文化を伝承していこうと、「2018琉球弧アダンサミットin石垣島」(主催・同実行委員会)が8、9の両日、県立石垣青少年の家で開催された。一般財団法人・沖縄美ら島財団の理事長・花城良廣氏は8日のシンポジウムで、アダンが根に砂れきや石を抱く性質上、海岸の緑化にも役立つとして「保全しないと海岸が危ない」と警鐘を鳴らした。同サミットは宮古島市の… 2018/12/10
環境 事業者が親会社に吸収合併 白保ホテル計画、原告批判 今年9月に提訴された石垣市白保集落北側のリゾートホテル建設工事差し止め訴訟の第一回口頭弁論が6日、那覇地方裁判所で開かれ、同日、原告らが県庁で記者会見した。 ホテル建設は2016年に㈱石垣島白保ホテル&リゾーツ(市新川)が計画したが、提訴後、同社は親会社の㈱日建ハウジング(那覇市)に合併吸収された。白保リゾートホテル訴訟を支援する会の柳田裕行事務局長は「同社は地元資本で開発するということで子会… 2018/12/07
環境 ヤマネコ輪禍 過去最悪 地元優先廃止、参入促す 環境省那覇自然環境事務所は6日、ことし8件目のイリオモテヤマネコの交通事故が発生したことを発表した。8件の発生は2016年の7件を上回る過去最悪。交通事故にあったヤマネコ(オス幼獣)は死亡が確認された。環境省の非常事態宣言から8日目の事故となった。 同事務所によると事故個体は5日午後6時40分ごろ、西表西部の浦内橋を渡った先の干立近くの県道で発見。個体の幼獣は、門歯以外は全て乳歯で、体重1.5… 2018/12/07
環境 中国のガス田掘削に抗議 政府、中国は正当化 菅義偉官房長官は3日の記者会見で、東シナ海の日中中間線付近で中国の掘削船が11月中旬にガス田を試掘しているとみられる活動をしていたとして、東京と北京の外交ルートを通じて中国政府に抗議したと明らかにした。「中国側が一方的な開発行為を継続しているのは極めて遺憾だ」と述べた。 一方、中国外務省の耿爽(こう・そう)副報道局長は3日の記者会見で「ガス田での活動は完全に中国の主権と管轄権の範囲内だ」と述べ、… 2018/12/04
環境 米軍北部訓練場は重要緩衝地帯 世界自然遺産の推薦地を保護 沖縄本島北部と西表島などの世界自然遺産登録に向けて検討するワーキンググループによる会議が11月30日、県男女共同参画センターで開かれた。環境省や県から担当官が参加。大学関係者が意見を述べた。推薦書の保護管理に関する記載内容の修正や包括的管理計画・行動計画の改訂、モニタリング計画の基本方針について議論した。 保護管理計画をまとめた資料では、米軍の北部訓練場の返還により、やんばる国立公園の区域が拡… 2018/12/01
環境 「一定の役割終えた」 台湾と韓国海外事務所を廃止 OCVB 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、平良朝敬会長)は2019年3月末に、台湾と韓国にある海外事務所事業を「一定の役割を終えた」と判断し、同事業を終了する。個人旅行の広がりによる旅行形態やインターネットによる情報収集など、観光客のニーズの変化が大きな要因。事務所運営にかかる県の補助金減額でOCVBが一部負担。このため「経営基盤に大きく影響する」とし、県と協議を進めていた。 2018/11/30
環境 排ガス 安全性強調も懸念 住民と市、協議継続へ 名蔵公民館 廃プラ焼却へ説明会 石垣市は、ごみ焼却施設(クリーンセンター)で廃プラスチック類の焼却処分を開始するため、周辺住民対象の説明会を27日夜、名蔵公民館で開いた。地域住民10人が参加。市環境課の担当者は、廃プラ類の焼却開始後も、排ガス濃度は国の基準や、地元住民との約束を下回る濃度にとどまると安全性を強調した。住民側は、廃プラ類焼却後に発生する排ガスの拡散を重ねて懸念した。両者は今後も協議を続ける。 2018/11/28
環境 120㌔の大物も イノシシ2頭を捕獲 県猟友会石垣地区の有志が23日、伊原間で猟銃によるイノシシ捕獲を実施した。18日に犬が2頭、傷を追わされて、被害が続く可能性があることから、駆除に取り組んだもの。 この日、約120㌔と約50㌔のイノシシを捕獲した=写真。なかでも、120㌔のものはこれまでにない大物で、参加したハンターも驚きの大きさ。畠を荒らして大きくなった可能性が高く、近隣農家には朗報にもなったようだ。 2018/11/24
環境 ヤマネコ事故対策条例検討 19年度の制定目指す 観光案内人、資源保護条例も 竹富町 輪禍が絶えないイリオモテヤマネコを保護するため、竹富町が「イリオモテヤマネコ交通事故対策条例(仮称)」の検討を進めていることが、19日までに分かった。また、「竹富町観光案内人条例(仮称)」の他に、エリアを定めて入域規制する「西表島等特定観光資源保護条例(仮称)」の準備も進めている。3条例とも2019年度内の制定を目指す。 2018/11/20
環境 〝国内初〟の夜空満喫 石垣市 アースナイトデー盛況 キャンプ約300人参加 西表石垣国立公園が国際ダークスカイ協会(IDA)の星空保護区に国内初認定されたことで10日、「アースナイトデー2018」(石垣市主催)が市内北部の久宇良地区で開かれ、参加した市民らが暗い夜空の下で音楽などを満喫した。同時に開催された「キャンピーングアース」では約300人の市民らが同地区でテントを張って一泊し、イベントを楽しんだ。アースナイトウィークは10日から26日まで。 久宇良公民館の会場で… 2018/11/11
環境 「遺産登録に向け対応」 西大舛竹富町長 政府が2020年の世界自然遺産登録候補地として「奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島」を再度ユネスコに推薦することを決めたことで、竹富町の西大舛高旬町長は「(国が)決めたのなら、登録に向けて対応していく」とコメントした。 西表島ではカヌー業者に関する規制が条例で定められていないことから、同町長は「カヌー業者を規制する条例も準備している。しっかり対応していく」と述べた。 2018/11/03
環境 沖縄・奄美を再推薦へ 20年登録の世界遺産候補に 政府は2日、2020年の世界自然遺産登録を目指す候補として「奄美大島、徳之島、沖縄島(おきなわじま)北部および西表島」(鹿児島、沖縄)を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦することを決めた。菅義偉官房長官が記者会見で発表し「奄美・沖縄の世界遺産登録に向けて、全力を尽くす」と強調した。今年7月に文化審議会が世界文化遺産候補に選んだ「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田)の推薦は… 2018/11/03
環境 ごみ掘り起こし民間委託へ 処分場、10年 延命化見込む 石垣市 石垣市一般廃棄物処理施設延命化検討委員会(委員長・堤純一郎琉球大工学部教授、委員9人)の第2回会合が29日、市役所で開かれ、一般廃棄物最終処分場に埋め立てられた廃プラスチック類などを掘り起こし、島外業者に民間委託して処分する方針を確認した。これによって最終処分場は当初の見込みより10年間の延命が見込まれ、市はその間に、新たな最終処分場や焼却炉の整備計画を進める。 2018/10/30
環境 ドライバーに注意喚起 カンムリワシの事故多発で 石垣自然保護官事務所 石垣自然保護官事務所によると、2018年における交通事故と考えられるカンムリワシの救護と死亡個体の回収が石垣島で5件(死亡5件)、西表島で6件(死亡5件)発生していることが21日までに分かった。同事務所はカンムリワシの交通事故防止に向けた注意喚起を呼び掛けている。 環境省ではこの状況を踏まえ、交通事故の注意喚起を呼び掛けるチラシやクリアファイルの配布先・掲示場所の増加、市町で広報を行い、交通事… 2018/10/22
環境 台風、北風で漂着ゴミ増加 IBCCがクリーンアップ 吉原海岸 IBCC石垣ビーチクリーンクラブ(佐藤紀子代表)主催のビーチクリーンアップが21日午前、吉原海岸で石垣海上保安部職員や、一般市民14人が参加して行われ、ペットボトル、発砲スチロール、漁具、ロープ、ブイ、瓶、電球、蛍光灯、などゴミ袋約64袋が回収された=写真。 佐藤代表は「暑さの厳しい夏休み期間中、クリーンアップは休みで、その間台風や北風の影響で漂着ゴミが多くかった。今回は海岸南側だけ行い、次回… 2018/10/22