環境 漂着ペットボトル初出荷 約8万本、衣料品などの原料に 石垣市は29日、繊維商社の豊島株式会社に、海岸に漂着したペットボトル1・5㌧、約8万本分を初出荷した。同社は市と漂着ペットボトルの買い取り契約を結んでおり、ペットボトルはTシャツ、マスクといった衣料品などの素材に再利用される。 2021/09/30
環境 漂着ペットボトル再利用へ 繊維商社が買い取り 雑貨品、衣類の原料に 石垣市 石垣市は22日、漂着ペットボトルを繊維商社の豊島株式会社(本社愛知県)に継続して買い取ってもらう契約を締結したと明らかにした。今後、漂着ペットボトルを繊維の原料とする雑貨品や衣類などが製作されるという。市によると、同様の契約は全国初。離島の石垣市は長年、漂着ペットボトルの処理に頭を悩ませてきたが、今後は回収や再利用の促進に弾みがつきそうだ。 2021/09/23
環境 竹富島、入島料導入から2年 収受率アップへ取り組み強化 竹富島の入島料(入域料)が2019年9月に導入されてから2年が経過した。当初想定していなかった新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で入域観光客数が激減し、収受率は1割から2割と低迷、販売実績に影響が出ている。 2021/09/21
環境 聖紫花の杜でクラスター 入所者と職員11人感染 新型コロナ 医療法人上善会(橋本孝来理事長)が運営する介護老人保健施設聖紫花の杜(野村義信施設長)は14日夜、入所者と職員計11人が新型コロナウイルスに感染し、クラスター(感染者集団)が発生したと見られる、と発表した。 同施設によると、入所者をケアする介護士の20代女性職員が13日、体調不良を訴えて病院を受診し、PCR検査で陽性が判明した。これを受け、上善会が運営するかりゆし病院が14日、入所者60人と入所… 2021/09/15
環境 標柱設置へ上陸申請 石垣市長「国民世論の後押しを」 石垣市は14日、尖閣諸島の字名変更に伴って製作した標柱を現地に設置するため、今月3日付で総務相に上陸を申請したと明らかにした。政府は不許可とする方針を示唆しているが、中山義隆市長は市議会一般質問で「国民全体の世論の後押しが必要になる。多くの皆さんの賛同をいただき、政府を動かすような力になればと考えている」と今後の世論喚起に期待した。 尖閣諸島への標柱設置は仲間均氏が一般質問で取り上げ「『国が認め… 2021/09/15
環境 コロナ禍で見直される免疫力 向上のカギは「腸活」 発酵食品や食物繊維も効果的 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、「免疫の力」が見直されている。免疫力を向上させるにはどうすればいいのか。管理栄養士の3人に、免疫細胞の7割が集まる「腸」の状態を保つバランスの良い食事法や生活習慣について話を聞いた。 石垣市市民保健部管理栄養士の新本明日香さん、今伊あこさんと、上原真依さん。普段は市健康福祉センター内で市民の健康に関するさまざまな業務に携わっている皆さん。 腸には体全体の免… 2021/09/13
環境 感染減少も「対策継続必要」 緊急宣言 30日まで延長 石垣の集団接種終了 政府は9日、沖縄の緊急事態宣言を30日まで延長した。八重山の新型コロナウイルス感染者数は9月に入り、「第5波」が始まった8月に比べ減少傾向にあるが、感染力が強いデルタ株が依然流行している。医療関係者は「今後も感染対策を継続する必要がある」と訴える。9日には、石垣市の新型ワクチン集団接種が終了した。 八重山の1日の感染発表数は、8月には平均19・8人だったが、9月は9日現在で11人に下がった。2日… 2021/09/10
環境 施設、将来的に移転へ 地域、延命見返りに振興要望 クリーンセンター 石垣市が来年度、クリーンセンター(ごみ焼却施設、平得)の基幹改良工事に着手するに当たり、現施設が将来的に老朽化した際には、現在の地域から移転させる方向で地域住民と合意したことが分かった。移転方針などを盛り込んだ新たな「公害防止協定」を施設周辺の公民館などと締結する方針。現施設は既に老朽化しているが、基幹改良工事で約20年の延命化が見込まれる。地域住民は延命化を容認する見返りに、優先的な地域振興策… 2021/08/26
環境 町長「世界に価値伝える」 自然保護や観光管理に決意 国際教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録を決定した26日、竹富町役場仮設庁舎では午後6時半から、西大舛髙旬町長らが最終審議の様子をインターネットで視聴した。 登録決定後は環境省職員や沖縄県出身の著名人らによる祝福のメッセージ、各地域の知事や町長による喜びのコメントがインターネットで配信された。 西大舛町長は「沖縄、日本を超… 2021/07/27
環境 西表きょう世界遺産登録 ユネスコ「生物多様性」審査 オンラインで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は26日に自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)が審査を受け、登録が決まる見通しだ。 2021/07/26
環境 「西表財団」秋までに設立へ 運用資金CFで募る 環境保全活動を展開 竹富町は西表島の世界自然遺産登録をにらみ、環境保全活動などを展開する「一般財団法人西表財団」を今秋までに設立するため、インターネットで運用資金を募るガバメントクラウドファンディング(GCF)を2日から開始した。 町は昨年12月に同財団の準備会を設立した。7月に世界自然遺産正式登録が見込まれる西表島だが、観光客の増加や特定の場所への利用客の集中、大量の海洋漂着ごみなど、島の自然や人々の暮らしに影響す… 2021/07/07
環境 シロアゴガエルを捕獲 環境省、情報提供呼び掛け 西表島 環境省沖縄奄美自然環境事務所(東岡礼治所長)は2日夜、西表島上原集落内の私有地で特定外来生物「シロアゴガエル」を捕獲した。シロアゴガエルは東南アジア原産のアオガエル科の1種で、在来のカエル類や昆虫等の在来無脊椎動物などへの影響を及ぼすおそれから、特定外来生物に指定されている。 捕獲した個体は成体のオスで体長は55㍉。体色は茶褐色や場所によっては黄みがかった色をしており、ほっそりとした体つきをし… 2021/06/05
環境 制止の看板無視…無断伐採 陸自配備工事の監視目的か 嵩田林道 石垣市の嵩田林道で、県有地の森林が何者かによって無断伐採され、周辺で進められている陸上自衛隊配備工事が見下ろせるようになっていることが12日までに分かった。2年前にも同じ場所で無断伐採が発覚しており、周辺には伐採を制止する看板もあったが、無視して伐採を進めたものと見られる。「配備反対派が工事の監視目的で伐採したのではないか」との指摘が出ている。 2021/05/13
環境 非組合員の採取を発見 漁協、海保が密漁パトロール 八重山漁業協同組合青年部(根本友樹部長)と第十一管区海上保安本部石垣海上保安部(増田克樹部長)が1月29、30日の2日間、水産資源の保護を目的に石垣島西海岸と東海岸での密漁パトロールを実施した。パトロール中には、漁業権に入っているタコと貝等を採取している非組合員を発見。同組合は石垣海上保安部に対して告訴し、現在、石垣海上保安部が捜査しているという。 石垣市漁業集落によると、パトロールは青年部と… 2021/03/05
環境 脱炭素社会へ協定締結 波照間実証実験の成果強調 沖電と県 県と沖縄電力は22日午前、2050年の脱炭素社会の実現に向け連携協定を締結した。再生可能エネルギーの導入拡大、CO2(二酸化炭素)を出さない発電への転換、石炭火力発電所からのCO2(二酸化炭素)回収促進などの取り組みを確認した。県庁で開かれた協定締結式で玉城デニー知事と本永浩之社は11月、両者が連携して行った風力発電の実証実験に触れ、高く評価した。 2020/12/23
環境 ニッパヤシの実に興味津々 古見小、児童ら触れ合う 竹富町立古見小学校(赤嶺智郎校長)でこのほど、生徒が日本では西表島の内離島と船浦湾の2カ所のみで自生が確認されている珍しいヤシ科のニッパヤシの実と触れ合った。 特定非営利活動法人マングローバル代表理事の岡田精一郎氏が県立博物館、鹿児島県立博物館からの依頼でニッパヤシの実を運ぶ途中、古見小へ立ち寄った。 同校が推進する海洋教育で、子供たちがオヒルギやメヒルギなどを実から育てているのを知り「児童にニッ… 2020/12/17
環境 海洋ごみ 県内最多 全県の3分の2超す 八重山諸島 八重山諸島の海岸に漂着する海洋ごみの年間の量は3468立方㍍で県内で最も多く、全県の3分の2を超えていることが分かった。県は小型焼却炉の実証実験を行い、実効性アップを図る。 2020/12/10
環境 漂着ごみコスト削減へ 高齢者PCR検査無料受検 竹富町議会一般質問 竹富町議会(新田長男議長)12月定例会は8日から一般質問の日程に入り、初日は大久研一、山下義雄、山盛力の3氏が登壇した。町は町内海岸漂着ごみに関し、来年度にかけて焼却可能なごみの調査と小型焼却炉での実証実験を行い、処理コストの削減に取り組む。新型コロナ対策については、町内の通所系サービス利用者と基礎疾患を有する高齢者を対象に、PCR検査の無料受検を年明けに行う。 2020/12/09
環境 全体構想協議版案を承認 立入制限や引率者制度 最短で22年度に運用 西表エコツー推進協議会 竹富町西表島エコツーリズム推進協議会がこのほど、町離島振興総合センターで開かれ、自然観光資源の選定や特定自然観光資源への立入制限等を定める「西表島エコツーリズム推進全体構想地方局協議版(案)」が承認された。同案では立入制限を設ける「特定自然観光資源」に古見岳などの島内4区域を指定し、同区域へは新たな観光ガイド制度による「登録引率者」の同行を条件付ける。今後、関係省への本申請を経て、最短で2022… 2020/11/30
環境 風力発電で100時間供給 全需要対応、県が実証実験 波照間島 県産業政策課は27日、波照間島で風力発電2基を活用し10日から14日まで、約100時間連続で電力供給を行ったと発表した。島内275世帯(514人)の全電力需要に対応した。県によると、風力発電の電力の一部を駆動源とした「MGセット」と呼ばれるモーター発電機を実際の電力系統に活用した国内初の事例という。 2020/11/29