社会 「染と織の至宝」一堂に 桃原氏収集、人間国宝らの力作 那覇 石垣市出身の元角川書店専務、桃原用昇氏(80)=東京在=のコレクションを一般公開する「沖縄の染と織の至宝」展(主催・一般財団法人沖縄美ら島財団)が27日から、那覇市の県立博物館・美術館で始まった。石垣市出身の人間国宝・玉那覇有公氏ら8人が精魂込めて仕上げた染織作品80点が来月26日まで展示される。初日はテープカットがあり、沖縄本島だけでなく、東京や八重山からも多数の関係者が会場を訪れた。桃原氏の… 2023/10/28
社会 石西礁湖をアピール 飾り文字決まる 地元から募集 八商工の飯田さん最優秀賞 石垣島と西表島の間に広がる日本一大きいサンゴ礁・石西礁湖の知名度を上げ保全活動に繋げるため、自然保護団体「わくわくサンゴ石垣島」(大堀則子代表)が主催した飾り文字コンテストの決選投票が26日、石垣市役所で行われた。市幹部や環境省の自然保護官ら関係者が審査し、上位11作品の中から八重山商工高校観光コース2年の飯田来実さん(16)がデザインした作品を最優秀賞に選んだ。 2023/10/27
社会 日米訓練で連携アピール オスプレイ使用に理解求める 陸将と米司令官が会見 石垣島などで展開中の日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」を巡り、陸上自衛隊の山根寿一・西部方面総監(陸将)は24日、米第3海兵機動展開部隊のジェームズ・ビアマン司令官(中将)と石垣駐屯地で共同記者会見をした。「米海兵隊との信頼関係の構築と、共同対処能力の向上が着実に進んでいることが実感できた」と日米連携をアピール。陸自の輸送機V22オスプレイによる新石垣空港の使用に関しては「訓練が国民の安… 2023/10/25
社会 アンガマ面押し売りにご用心 舟蔵公園で声かけ多発 石垣市 石垣市新川の舟蔵公園で、70代とみられる高齢の男に、公園利用者が「アンガマの面(の模型)を買わないか」と執拗(しつよう)に声をかけられる事案が相次いでいる。公園は市施設管理課から委託を受け、市体育協会が管理しており、協会の担当者は「そうした行為は一切許可していない」として、警戒を呼び掛けている。 2023/10/24
社会 全国最多の部員増強 女性部、初の表彰に輝く 石垣市商工会 18日に静岡県で行われた第24回商工会女性部全国大会で、石垣市商工会女性部が「部員増強運動表彰」を初受賞した。昨年度中に35人が入部し、全国で最も部員を増やした実績が認められた。 2023/10/22
社会 「サンニヌ台」国天然記念物に 名勝にも、文化財審答申 ヤエヤマシタン自生地追加 与那国・石垣 国の文化審議会は20日、新たな名勝や史跡の指定を盛山正仁文部科学相に答申した。沖縄県内からは、与那国島の南東部海岸にあり、多種多様な生物の痕跡や貴重な断層が良好に保存されている「サンニヌ台」が天然記念物と名勝に指定される。また、国指定天然記念物のヤエヤマシタン2本(指定木)などが自生している石垣市平久保の土地を追加指定し、土地の名称を「石垣島平久保のヤエヤマシタン自生地」に変更する。指定は近く官… 2023/10/21
社会 「連携して中国に対応を」 海外研究員が尖閣問題学ぶ 中国との間で領土紛争などを抱える国の研究員3人が18日、石垣市の尖閣諸島情報発信センターを視察し、日本側の尖閣問題に関する対応を学んだ。研究員らは公益財団法人日本国際問題研究所(佐々江賢一郎理事長、国問研)が「領土・主権・歴史調査研究支援事業」の一環として各国から招いた。9月から11月まで日本に滞在している。 2023/10/19
社会 ガイドは熟知 狭い空間で何が 与那国 洞窟事故から1週間 与那国島新川鼻の洞窟で、探検中のツアー客1人が死亡、客とガイドの2人が一時行方不明になった事故は、10日の発生から1週間が過ぎた。ガイドは事故が起きた洞窟で多くの客を引率し、内部を熟知していたことがわかった。では狭い空間で短時間に何が起きたのか。アクティビティの多様化とともに、ケイビング(洞窟探検)への関心もにわかに高まりをみせるなか、事故の全容解明が急がれる。 2023/10/18
社会 注文356万円、近く出漁 尖閣アカマチ、寄付締め切り 石垣市は、ふるさと納税の返礼品として提供を始めた「尖閣アカマチ」の注文を15日で締め切った。寄付件数は85件、寄付額合計は356万円で、アカマチ146・5㌔分の注文が入った。市は今後、八重山漁協に出漁を依頼し、同漁協所属の漁船が近く尖閣諸島周辺海域へ出漁する。 寄付の内訳は、3万円コース(アカマチ1㌔)62件、5万円コース(同2㌔)12件、10万円コース(同5・5㌔)11件だった。 尖閣諸島… 2023/10/17
社会 「アララガマ魂」を後世に 住吉入植75周年で記念式典 竹富町西表島・住吉地区の入植75周年記念式典(主催・同実行委員会)が14日、住吉公民館で開かれ、島内外から200人を超える参加者が集まった。入植一世の11人と住吉地区の発展に貢献した2人に功労者として感謝状が贈呈され、住吉地区の繁栄と記念を祝した。式典後には、祝賀会が行われ、住吉子供会、婦人会、青年部などの余興や演舞が披露された。 2023/10/15
社会 与那国島で方言サミット始まる 継承へ講演や聞き比べ 2023年度危機的な状況にある言語・方言サミット与那国島大会(文化庁主催)が14日、同町立久部良小学校で始まった。15日まで。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が消滅の危機にあるとした我が国の方言・8言語について、各地域や団体がブースを設け、維持・継承の取り組みを紹介。有識者の講演やアイヌ語や津軽弁と南部弁、与那国語の表現披露、各話者の聞き比べなどが行われている。 2023/10/15
社会 内野スタンドに屋根整備へ 石垣市市営球場、来年度着工 石垣市は、市中央運動公園野球場(市営球場)の内野スタンドに屋根を整備する方針を固めた。球場は2011年に建設されたが、客席に屋根がなく、市民から日差しや降雨の対策が不十分との指摘が上がっていた。市は12日の市議会臨時会に、屋根整備の基本設計・実施設計費約4370万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を上程。可決されれば年内にも設計作業を開始し、2024年度着工する。 2023/10/13
社会 ギネス挑戦、チケット販売開始 11月18日にBBQまつり 2500人参加目指す 石垣市 石垣市が初の人口5万人達成を記念し、11月18日に市役所隣(旧空港跡地)で開催する「石垣島大BBQまつり」で、同時にバーベキューをした最多人数の世界記録に挑戦するイベントのチケット販売が10日から始まった。市は現在の世界記録を更新する2500人の参加を目指しており、同日、市役所で記者会見した中山義隆市長は「観光客も含め、一緒にギネスに挑戦してほしい」と呼び掛けた。 2023/10/11
社会 2集落が棒術など奉納 小浜で結願祭、五穀豊穣祈る 国の重要無形民俗文化財に指定されている小浜島の結願祭が9日、同島の嘉保根御嶽で執り行われた。北、南の両集落の人々が棒舞や舞踊を披露。ことしの豊作に感謝し、来年の五穀豊穣を祈った。祭は旧暦8月24日にあたる8日から行われており、正日(ショウニツ)の9日、一般公開された。 2023/10/10
社会 石垣駐屯地が一般開放 住民ら1800人以上が来場 敵艦隊の接近想定し離島防衛の訓練公開 陸上自衛隊石垣駐屯地(井上雄一朗司令)は7日、地元住民に施設を公開した。「石垣駐屯地やいまDAY2023」と銘打ち、離島防衛を想定した訓練を披露。南西諸島の防衛力強化に関心が高まるなか、自衛隊の抑止力を示し、地域住民に駐屯地開設の意義を強調した。カレーの無料配布や車両の体験試乗、装備品の展示、音楽隊による演奏会なども行い、地域住民との交流を図った。 2023/10/08
社会 カレー600食を配布 30分で引換券配布終了 石垣産米を使用 石垣駐屯地やいまDAY2023 7日の石垣駐屯地やいまDAY2023では、カレーが来場者に無料で600食用意された。引換券は30分で配布が終了。食堂前には長蛇の列ができた。 2023/10/08
社会 尖閣侵入、ミサイルに抗議 赤嶺議長が中国大使と面会 県議会の赤嶺昇議長は5日、中国の呉江浩大使の表敬訪問を受け、中国海警局の艦船が石垣市の尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返している問題に抗議し、平和的な外交を求める「要望書」を渡した。中国が昨年8月の軍事演習で、波照間島周辺の日本のEEZ(排他的経済水域)に弾道ミサイルを撃ち込んだ問題に対しても、沖縄近海で軍事演習を一切行わないよう要求した。沖縄の有力政治家が、尖閣や弾道ミサイルの問題で中国側に直接抗… 2023/10/06
社会 戦闘訓練に市民団体反発 陸自石垣駐屯地 一般開放で離島防衛想定 7日に陸上自衛隊石垣駐屯地で開催される「石垣駐屯地やいまDAY(一般開放)」を巡り「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」(上原秀政、白玉敬子、波照間忠共同代表)の白玉共同代表が2日、当日予定されている戦闘訓練公開などの中止を求める申し入れ書を井上雄一朗司令宛てに提出した。 中止を申し入れたイベントは、市民の前で行われる空砲を使用する戦闘訓練、子どもたちの軍事車両への体験搭乗。 一般開放を前に… 2023/10/04
社会 女性団体、華やかに舞う 4年ぶり「芸能発表会」 地域の女性団体が唄や踊りを披露する、恒例の女性芸能発表会(主催・石垣市女性連合会)が9月30日、市民会館大ホールで開かれた。石垣婦人会、伊原間婦人会など9団体が出演。「四つ竹」をはじめ、各地区に伝わる伝統芸能を披露した。 2023/10/01
社会 「戦争は少数が起こす」 避難民、沖縄で取り戻した平和 ウクライナのオクサナさん 戦火のウクライナから、美容師をしていたオクサナ・トラチェンコさん(30)が沖縄に避難しており、8月下旬からは浦添市のこども園で保育補助のアルバイトを始めた。「戦争は少数の人間が始め、大勢の人たちが犠牲になる」。祖国を侵略したロシアへの怒りを口にしつつ、沖縄での平和な生活で、徐々に心の傷を癒している。大好きな子どもたちに囲まれながら「日本は、いつまでも戦争を経験しないでほしい」と、平和な日々が続く… 2023/09/30