焼酎部門で最高金賞 出品全8点が高評価 八重泉酒造

受賞した泡盛と座喜味社長=10日午後、八重泉酒造

 ㈲八重泉酒造(座喜味盛行代表取締役社長)が製造する泡盛「八重泉」「八重泉樽貯蔵」がこのほど、日本初のウイスキーとスピリッツの品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2020」(主催・同実行委員会)の焼酎部門で最高金賞を受賞した。金賞1点、銀賞2点、銅賞3点も受賞し、出品した全8点での受賞となった。

 TWSCは、日本で品評会を行うことで世界の目を日本に集め、日本の酒類の更なる品質向上や酒文化の振興につなげることを目的に19年3月に日本で初めて開催され、今年で2回目。
 今回、焼酎部門が新設され253点が出品。最高金賞15点、金賞43点、銀賞73点、銅賞87点が選ばれたが、最高金賞を2点受賞したのは同社のみ。
 審査は新型コロナの影響で、審査員に出品酒を詰め替えたミニボトルを送付したリモートで6月に実施した。
 審査員は洋酒の専門家に加え、焼酎等の有識者や製造業など32人で、①鼻に抜ける香り②舌にのせた時に感じる酸味、甘味、渋味、苦味③飲み込んだ後に食道から戻ってくる香りや余韻、アロマとフレーバーの調和―の観点で採点。
 最高金賞は、原材料に分けて各々の長期熟成ものを区分し、各カテゴリーで一定の点数以上を獲得したものに贈られている。
 座喜味社長は取材に「衝撃的。一度に2個は今後ないかもしれない。特に『八重泉』は地元の人に飲んでもらっている看板商品。本当にうれしい」と喜び、「島うらら」の金賞受賞に「予想外。石垣島の米で作ったお酒、メイドイン石垣が認めてもらえてうれしい」と笑顔。「期待していた『尚』が銅賞と厳しい結果だったが、来年は新商品もエントリーしてプロの審査でどこまでいけるか楽しみ」と意気込んだ。
 また、「これを機に少しでも飲む方が増えれば」と、最高金賞・金賞受賞の3点で「飲み比べセット」をネットで販売することも検討している。
 同社が受賞した泡盛は次の通り。
 ▽最高金賞=八重泉、八重泉樽貯蔵▽金賞=島うらら▽銀賞=古酒かんむり鷲、古酒八重泉▽銅賞=尚YAESEN、黒真珠、八重泉GOLD

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