沖縄4区 4氏の争い 経済対策や安保など争点 衆院選公示
衆院選が27日公示され、沖縄4区は前竹富町議で国民民主新人の崎枝裕次氏(44)、自民前職の西銘恒三郎氏(71)、前石垣市議で中道改革連合新人の砥板芳行氏(56)、れいわ前職の山川仁氏(51)の4人が立候補を届け出た。4氏はそれぞれ沖縄本島や石垣市で出陣式・出発式を開き、12日間の激戦をスタートさせた。先島諸島を含む4区では、全国的なテーマである物価高、経済対策のほか、国境離島が直面する安全保障問題なども争点。投開票は2月8日(竹富町の投票は同6日)。
今選挙では従来の「自公対オール沖縄」の構図が消滅。自民と中道の争いを軸に、れいわと、沖縄の選挙区で初めて候補者を擁立した国民民主が勢力増をうかがう。
崎枝氏は豊見城市で出発式を開き、国民民主党の「手取りを増やす政策」をアピール。「現役世代を豊かにする」と強調した。28日には石垣入りして遊説し、市内で事務所開きも行う。
西銘氏は石垣市の730交差点で出陣式を開き「争点は物価高対策と安全保障」と訴えた。自公選挙協力の解消を踏まえ「比例は自民に」と呼び掛けた。この日は竹富町の離島も回った。
砥板氏は午前中に南風原町で出発式を開き、宮古島を経て同日夕、石垣市の平得交差点で地元での出発式に臨んだ。「離島が抱える課題を国政の場で政策に反映させる」と声を張り上げた。
山川氏は糸満市で出発式を開き、中国を意識した自衛隊の「南西シフト」を批判。「軍事化は許さない。弾薬庫やミサイル配備、辺野古、那覇軍港の移設に反対だ」と語気を強めた。
前回2024年衆院選は、自公選挙協力に支えられた西銘氏が制した。今選挙で公明党県本部は中道・砥板氏の支援を決めており、西銘氏は初めて自民単独で戦う。
保守票は西銘氏と崎枝氏、革新票は砥板氏と山川氏に分散することが予想され、混戦模様。急な解散で4候補とも準備は万全でないものの、徐々に地盤固めや無党派層の取り込みを進めることになる。
革新共闘体制の「オール沖縄」勢力は4区で支援候補を決めておらず、公明党県本部が「オール沖縄」勢力とは共闘しない方針を示していることもあり、今選挙での存在感は薄い。