【金波銀波】見たいようにしか見ていない。分かりたい…

 見たいようにしか見ていない。分かりたいようにしか分からない。最近改めて感じている理(ことわり)である◆米国大統領選の混乱や鬼滅の刃の人気など、ネットやテレビでさまざまな解釈がなされている。それぞれの「説得」力の差が、支持を受けるものと受けないもの、納得を得るものと得られないものとに現われている◆ただ、見落とせないのは、それらはあくまでも「解釈」であり、説く人の見えている現実を示すだけだということである。見えている現実を、こうだと解き明かしてみせる。逆に言えば、解き明かせなかった現実に対しては、口を噤(つぐ)んでいるのである。にも拘らず、説く方はもっともらしい顔をし、聞く方はもっともだと胸をなで下ろす◆むろん批判的に受け止める人はある。それにしたって別の解釈、すなわち自分に見えている別の現実をぶつけているだけの話である。多くの人が容易に嘘だと分かるものもあるが、説く本人が自覚的に吐く嘘でなければ、それも当人にとっての現実とその解釈である◆「見える」現実というのは、「分かったと思い込んでいる」現実である。そしてそれは往々にして「見たい」現実である。分からない、分かりたくもない現実については、誰も何も、言えないのである。  (S)

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