国場、宮崎、島尻、西銘氏当選 沖縄自民全勝、政権に信任 衆院選
衆院選が8日投開票され、沖縄では1区で自民前職の国場幸之助氏(53)、2区で自民前職の宮崎政久氏(60)、3区で自民前職の島尻安伊子氏(60)、4区で自民前職の西銘恒三郎氏(71)が勝利。高市早苗首相の高い人気を背景に初めて自民が全勝し、沖縄でも高市政権が信任を得た形になった。高市政権と対立し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力は支持候補の選挙区議席をすべて失い、壊滅的な打撃となる。
自民と中道による事実上の一騎打ちとなった3区では「高市人気」の追い風を受ける島尻氏が中道前職、屋良朝博氏(63)らを下して3選された。4区では野党が乱立したことも影響し、閣僚経験もあり知名度が高い西銘氏が安定した戦いを展開。中道新人の砥板芳行氏(56)らを下し、8選を果たした。
1区は国場氏が選挙区で2012年以来の勝利をつかみ、6選を果たした。共産前職の赤嶺政賢氏(78)は全国唯一となる共産党の選挙区議席を失った。
中道は2~4区で候補を擁立。しかし米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、母体である立憲民主党と公明党の政策不一致を自民や他の野党から攻撃され、防戦一方に回った。
2区では社民を離党して中道に入党した前職、新垣邦男氏(69)が3選を目指したが、社民が元職の瑞慶覧長敏氏(67)を対抗馬に立てたため革新層が分裂。宮崎氏が漁夫の利を得る形になり、悲願の選挙区初当選を果たした。
宮崎氏は比例復活も含め6選。野党は社民の照屋寛徳氏が2003年以来、守り続けてきた議席を失った。
「オール沖縄」勢力は1~3区で共産と中道の候補を支持したが、2区は分裂選挙に突入、4区では支持候補を決められず、足並みの乱れが深刻化している。今後、仮に中道が辺野古移設容認を打ち出せば混乱が拡大するのは必至で、今後の運動のあり方が問われそうだ。
参政党、国民民主党、れいわも各選挙区で候補者を立てたが、及ばなかった。