自衛隊、制服でパレード 演奏も市民魅了 石垣島まつり
横断幕を持ち行進する中村司令(写真中央)ら隊員たちを多くの市民が歓迎した=2日午後、市内
2日に行われた石垣島まつり2025市民大パレードには、例年どおり陸上自衛隊石垣駐屯地と那覇駐屯地の第15音楽隊が参加した。今回は地元出身の海上自衛隊や航空自衛隊の隊員も参加。総勢80人ほどが他の市民と共に堂々と行進。沿道では拍手し喜ぶ市民もいた。
石垣駐屯地は公務としてパレードに参加。中村康男司令や隊員たちが横断幕を手に先頭を進み、続いて海自や空自の隊員、自衛隊沖縄地方協力本部・石垣出張所、市内の不発弾処理でも活躍した第15旅団(那覇)所属の第101不発弾処理隊などが続いた。
同旅団所属の第15音楽隊も演奏しながら続き、パレードを盛り上げた。
旧市役所前に設置された特設ブースからは、「いろんなジャンルの演奏が聞けるのも、このパレードの魅力」と解説するアナウンスもあった。
中村司令は、終了後「地域の方々に大変お世話になっている。(活動には)ご理解をいただいている。一緒になって石垣島まつりを盛り上げることができて良かった」と述べた。
隊員は迷彩服や制服で行進に参加。関連団体は沿道に集まった市民や観光客に日の丸の旗を配布した。
市民数人が駐屯地のパレード参加に反対するため、沿道で抗議したが目立った混乱はなかった。