中国船4隻が領海侵入 尖閣周辺で航行続く
第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺海域で16日午前10時14分ごろから中国海警局の艦船4隻が相次いで領海に侵入し、午前11時45分ごろから次々に領海を出て接続水域に入った。中国船が領海に侵入するのは10月15日以来、今年28日目。
領海侵入したのは「海警1307」「海警1303」「海警1305」「海警1302」で、いずれも機関砲を搭載している。
4隻のうち3隻は17日、接続水域を出た、接続水域では「海警1307」が航行しており、海保の巡視船が領海に侵入しないよう警告し、監視警戒を続けている。
木原稔官房長官は17日の記者会見で、16日の領海侵入について「国際法違反であり、外交ルートで厳重に抗議し、速やかに退去するよう強く求めた」と述べた。