中国船2隻が一時領海侵入 尖閣周辺、今年29日目
第十一管区海上保安本部によると、2日午前2時半ごろ、尖閣諸島(石垣市)周辺の領海に中国海警局の艦船「海警1305」と「海警1302」が侵入した。いずれも機関砲を搭載。独自の主張をしながら日本漁船(9・7トン、2人乗り)に近づこうとした。海保の巡視船が進路規制を実施し、領海から出るよう要求。2隻は午前5時10分ごろ、領海から接続水域に出た。「海警1305」は午前6時50分ごろ、接続水域を出た。
中国船が尖閣周辺で領海侵入したのは11月16日以来で、今年29日目。
接続水域では機関砲を搭載した「海警1303」「海警1307」の2隻も航行している。尖閣周辺で中国船が航行するのは18日連続。
海保の巡視船が領海に侵入しないよう警告し、監視警戒を続けている。