尖閣の日130周年記念式典など 石垣市 25年重大ニュース発表
尖閣諸島開拓の日・130周年記念式典=1月14日、市民会館大ホール
石垣市は25日、市職員の投票で決まった「令和7年市政重大ニュース」を発表した。1月から今月までの石垣市に関連するニュースの中から、尖閣諸島開拓の日・130周年記念式典の開催(1月14日)、国際線再開(4月3日)、カムチャッカ半島付近地震・八重山でも津波注意報(7月30日)など、計16項目がオンライン投票で選ばれた。中山義隆市長が定例記者懇談会で公表した。
尖閣諸島開拓の日・130周年記念式典は、市民会館大ホールで開催された。一般市民のほか国会議員や県、自治体議員など約150人が参加。尖閣諸島が日本固有の領土であることを国内外にアピールし、あいさつで中山氏は上陸調査の必要性を強調。国の支援を求めた。
国際線再開では、石垣空港に香港便が再就航、韓国便が初就航した。2路線が4月3日に同時開設され、後日台湾路線も復活した。記者懇で中山氏は「インバウンド客が増えた。八重山の観光業界は好調を維持している」とアピールした。
7月末にロシア極東のカムチャッカ半島付近で発生した地震によって、八重山でも津波注意報が発表された。石垣市では高台のバンナ公園に避難した住民や、離島観光を予定した一部の観光客が石垣島に引き返すなど、影響が出た。中山氏は7月当時を振り返り、「注意報発表で、市民の多くが協力。被害もなかった」と述べ、自主避難した市民に感謝した。
このほか、市が発表した重大項目は次のとおり。
▽石垣市初となる新川児童館がオープン(1月6日)、みやまえ幼稚園・閉園式(3月18日)、物価対策支援策の実施(いしがきお米クーポン券配布など)、石垣市・上板町ゆかりのまち提携25周年記念式典を開催(7月18日)、BEGIN35周年記念底地ビーチ海の家(8月2日)、石垣市長・中山義隆氏が市政最多の5期目当選(8月17日)、桃原用昇氏13億円の40年国債を寄付(8月25日)、桃原用昇氏石垣市と染色作品119点の寄贈契約を締結(8月26日)、石垣市議会9月定例会で、石垣市宿泊税条例が可決(9月24日)、石垣市青少年センター移転開所式(10月20日)、石垣市と台湾・蘇澳鎮姉妹都市30周年で記念石板を設置(11月1日)、茅原南龍氏書業六十五年ふるさと展「筆魂の響き」(11月12日)、石垣市が3年連続でスポまち!表彰(11月18日)