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辺野古抗議、マイク使用再開 「以前より参加者増えた」

2026/05/08

キャンプシュワブのゲート前でマイクを使った抗議活動が再開された=7日午前、名護市

名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、女子高生を含む2人が死亡した事故を受け、一部を自粛していたキャンプ・シュワブゲート前での抗議活動が7日、通常の形に戻り、マイクや拡声器を使った抗議活動が再開された。

この日の抗議活動はトラックの搬入に合わせ午前9時から行われ、約30人が参加。抗議者らは搬入口前で「サンゴ、ジュゴンを殺すな」「投入いますぐやめろ」「沖縄防衛局絶対許さん」などとシュプレヒコールを上げたほか、「アメリカと中国の戦争反対」「全ての戦争に反対」「憲法改正を阻止するぞ」などと訴えた。

抗議者らは警備員らに移動を促されながら抗議を続け、トラックの搬入終了後の午前9時40分ごろに撤収した。この間の拘束者はいなかった。

「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は4月30日、ホームページ上で声明を発表し、「5月7日以降、民意に反して続けられている新基地建設に対して、哀悼の意を示しながら、陸上において従前の抗議活動を再開します」と表明していた。

この日は、喪章を着用した参加者の姿も見られた。抗議者の男性の一人は「哀悼の気持ちはみんな同じだ」と話した。

抗議者の女性は「事故後は四十九日までは静かに音を立てないようにしていた。5月からは通常に戻すことになった」と説明。その上で、事故をきっかけに抗議活動への批判や誹謗中傷が続いていることについて、「活動潰しのように感じる。危機感を持って以前より参加者は増えている」と語った。

一方、これまで木曜日にゲート前の抗議活動を担っていたヘリ基地反対協議会のメンバーの姿は、この日は確認されなかった。関係者によると「(ヘリ基地反対協は)活動自粛しているので、木曜日は来られる個人や団体で活動している」という。

安和桟橋前でもマイク再開

名護市安和の桟橋前でも7日、抗議活動が行われた。辺野古沖での船舶転覆事故後、四十九日にあたる5月3日までは、抗議活動を続けながらも拡声器使用を控えるなど、自粛ムードが続いていたという。

この日、現場では3、4人ほどが活動を行っていた。抗議者によると、団体としてではなく、個人の意思で参加しているという。

搬入車両が本部方面から右折レーンに入ると、抗議者らは歩行者として歩道をゆっくり渡り、警備員が「危ないので速く歩いてください」と呼びかけていた。

現場は2024年6月、抗議者の女性を制止した男性警備員がダンプカーに巻き込まれ死亡した場所。この日も約20人の警備員が配置され、事業者側が安全対策として県に要請しているガードレールではなく「ラバーポール」で通行者の安全を確保していた。

抗議者によると、事業者側の要望を受け、拡声器を事業者側に向けないことや、午前11時から午後1時まで使用しないことを申し合わせているという。抗議者の女性は「迷惑をかけることが目的ではない。新基地建設に反対し、阻止したい」と話した。