ドライバーに注意喚起 カンムリワシの事故多発で 石垣自然保護官事務所

万勢岳のカンムリワシ(資料写真)

 石垣自然保護官事務所によると、2018年における交通事故と考えられるカンムリワシの救護と死亡個体の回収が石垣島で5件(死亡5件)、西表島で6件(死亡5件)発生していることが21日までに分かった。同事務所はカンムリワシの交通事故防止に向けた注意喚起を呼び掛けている。

 環境省ではこの状況を踏まえ、交通事故の注意喚起を呼び掛けるチラシやクリアファイルの配布先・掲示場所の増加、市町で広報を行い、交通事故防止に向け取り組みを強化していく考え。

 カンムリワシは秋から春にかけて幼鳥の独立期、成鳥の交尾・造巣期を迎え、出現頻度が高くなり交通事故が多発する傾向がある。同事務所は最も効果的な交通事故防止対策として「ドライバー一人ひとりが法定速度を守ってスピードを控える、野生動物の飛び出しに注意してほしい」と協力を求めている。

 カンムリワシの傷病個体や死体を発見した場合は同事務所(℡82-4768)か、西表島野生生物保護センター(℡84-7130)まで。

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