選択肢見直し検討 元山代表「知事の政治判断」 辺野古県民投票

会談した県民投票の会の元山仁士郎代表(右)と沖縄市の桑江朝千夫市長(左)=10日、沖縄市役所

 辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う2月24日の県民投票をめぐり、県民投票の会の元山仁士郎代表らは10日、県民投票に不参加を表明している沖縄市の桑江朝千夫市長と面談した。桑江市長は「議会の(予算案)否決を尊重せざるを得ない」と述べた。
 また桑江市長は二者択一の設問について、「(投票日を)一週間くらい延ばして早急に選択肢を一つ増やすとか、皆さんが県政与党に条例改正を提案してはどうか。県政野党も県民投票に全く反対しているわけではない」と提案した。

 元山氏は「私たちは賛成か反対かということで署名を10万人以上集めた。その重みは感じている」とした上で「全市町村で実施されることが何よりも大事。選択肢について、会で検討しないといけないのではと考えざるを得ない」と述べた。
 同席した同会の安里長従副代表は、個人の見解として「賛成」「反対」の選択肢を「容認」「反対」とする案を桑江市長に提示。「その場合は検討に値するか」との問いに対し、桑江市長は「当然」と答えた。
 元山氏は会談後、記者団に「2月24日のリミットが迫っている。知事の政治的な判断が求められてくるのではないか」と述べた。
 会談には「おきなわ多文化共生のまちづくり振興会」の喜納高宏代表も参加した。喜納代表は「沖縄市民として、市長が不参加を表明したことに対し、ショックを受けている。市民の混乱を招くという前に投票の権利を奪わないでほしい」と訴えた。

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