「アニメ聖地」に八重山諸島選定 県内で2カ所目

「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)」発表会の様子=10月29日、東京都港区の六本木ヒルズ(アニメツーリズム協会提供)

 一般社団法人アニメツーリズム協会(富野由悠季会長)が1日、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)」に、『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』の舞台となったエリアとして八重山諸島を認定した。県内では昨年選定された南風原(はいばる)町の「金城哲夫資料館」に続いて2カ所目。選定地には「公認ご朱印(記念スタンプ)」も置かれるが、八重山諸島での設置場所がどこになるかは、現在検討している。
 同アニメは全校生徒5人の小中併設校「旭ヶ丘分校」の児童生徒らが繰り広げる「脱力系田舎ライフコメディ」。劇場版は竹富島や西表島を舞台にしたストーリーで、石垣市も舞台のモデルとして描かれているという。
 認定証を交付された八重山ビジターズビューローの濵田智佳子事務局長は「このアニメを通じて八重山諸島を知ってもらえることはうれしいし、選ばれたことは喜ばしいこと」と述べた。
 同協会はアニメ聖地と企業などをつなぐことで、アニメ聖地でのコンテンツを活用したサービスや商品を促進しつつ、地域の受け入れ環境も整備し、新たな経済効果を創出すること。またアニメ聖地を海外・国内のクールジャパン・コンテンツファンへ発信し、観光客とアニメ聖地をつなぎ、新たな送客を促進することを目的としている。
 同協会は2018年6月1日から8月末までの3カ月間、国内外のアニメファンを対象に「アニメ聖地Web投票」を行なった。3万票以上の投票総数の結果を基に、対象となる地域の自治体等と協議を重ね、同年10月に「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)」として選定し、発表した。
 近年、熱心なファンが、映画やアニメ、漫画などの舞台となった土地や建物などの場所を特定し、聖地と称して訪れる「聖地巡礼」がネット上などで盛り上がっている。

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