【金波銀波】サッカーW杯1次リーグで、…

 サッカーW杯1次リーグで、日本がポーランドに敗れながらも決勝トーナメントに進出したが、0―1で負けている状況でパス回しを続けた消極的なプレーに賛否両論が上がっている◆韓国メディアは「日本は醜く勝ち進んだ」と酷評。ネット上では日本のファンから「アジアで決勝に進んだのは日本だけ」などと反発の声も上がった◆「勝負は結果がすべて」か、「どれだけ努力したかも大事」か。価値観は人それぞれで正解というものはない◆個人的に思い出されるのはずいぶん前、甲子園で県代表が出場していた試合だ。0―0の9回裏、力投していたエースがサヨナラ打を浴び、マウンドに崩れ落ちた。エースのほほから涙がとめどなく流れ、痛々しいほどだったが、見ていて「美しい」と思った。全力を尽くした者だけに許された涙。たとえ負けても、あのような涙を流せれば悔いはない◆勝負は結果がすべてであり、勝利が何より優先されることに異論はない。しかし勝利より強烈に胸に残る敗北というものもある。これもスポーツの醍醐味(だいごみ)だ。

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