【国境を撮る②】尖閣は「台湾統一」の主戦場 70年代、一方的に領有主張 中国

■「尖閣諸島」は中国共産党の運命のキーワード。党存亡にかかわる「台湾統一」の主戦場となる
 尖閣諸島が日本領土だという証拠がたくさんあるにもかかわらず、中国が執拗に荒唐無稽な行動を繰り返しているのはなぜなのか。それを考えるためには、単に資源の問題としてではなく、「中国共産党の存亡」という観点で見ないといけない。
 最大の課題となるのが、「台湾問題」だ。
 中国は〝台湾は中国の一部だ〟と強引に世界に喧伝しているけど、もし「台湾統一」を武力で強行した場合、台中戦争になり得る。
 台湾は米国の支援を受けているから米軍が出てきて、実質は「台米vs中国」。米国の最前線基地はグアムと横須賀だから、その主戦場はまさに尖閣諸島海域となる。(敬称略、里永雄一朗)

[プロフィール]
 山本皓一(やまもと・こういち) 1943年、香川県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。雑誌の写真記者を経て、フリーランスのフォト・ジャーナリストに転身。独裁国家の北朝鮮、崩壊直前のソ連、日本の国境の島々を踏破するなど、世界各国をルポルタージュしてきた。日本写真家協会とペンクラブの会員。

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