元教員らが当時を回想 沖縄の祖国復帰祝う 記念弁論大会

大会では、参加者らが日の丸を振り、万歳三唱した。オープニングコンサートでは、陸自第15音楽隊が演奏を披露した記念講演した(右)。KAZUYA氏は沖縄祖国復帰や中国などの周辺諸国による脅威、保守言論活動についてなど、幅広いテーマを軽快な語り口で語った(左)=13日、パレット市民劇場

 沖縄の本土復帰を祝う沖縄県祖国復帰47周年記念弁論大会(主催・同実行委員会)が13日夜、那覇市内のパレット市民劇場で開催された。本土復帰に尽力した元教員らが登壇し、当時を回想。復帰時の苦労を語り、県民の手で祖国復帰を実現したとした。現役の教師や市議らも登壇し、沖縄の今後について弁論した。

 主催者あいさつで日本会議沖縄県本部の玉城正範会長代行は「祖国復帰を風化させては駄目だ」と訴え、「これからも日本の一員として、日本と沖縄の未来を築いていく。祖国復帰を心からお祝いしよう」と述べた。
 人気ユーチューバーのKAZUYA氏も講演し、竹島や北方領土などの日本の領土問題と、沖縄返還を比較し「祖国復帰は奇跡的な出来事だった。県民1人ひとりの活動で成し遂げられた」と話した。さらに那覇基地所属の空自機によるスクランブル発進の増加を示して「日本には確実に脅威がある」と訴えた。
 復帰前の沖縄で教育を受けた元幹部自衛官の藤田博久県郷友会は「指導する教師らは祖国復帰推進派だった。日の丸を揚げ、方言を止めさせた」と述べ、標準語で教育を受けたと紹介した。
 元教員の上原義雄氏は復帰前の1960年代中ごろから「祖国復帰運動は、反日反米運動に変わりつつあった」と説明。数千人の教員らが集まった大会で、日米安保反対を訴える人もいたと振り返った。

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