暮らし 人気取りイベント容認できず 駐屯地一般開放の中止要請 市民連絡会 石垣島の平和と自然を守る市民連絡会(上原秀政、白玉敬子共同代表)は12日、30日に陸上自衛隊石垣駐屯地を一般開放して開催する「やいまDAY2024」の中止を求め、申し入れ書を駐屯地の担当者に手渡した。「自衛隊の本質を隠すイベント。子どもや青少年の人気取りとしか思えない」と指摘。住民感情を無視し税金を使うことも容認できないとした。 石垣駐屯地は11月30日に市民が参加できるイベント「やいまDAY… 2024/11/13
暮らし 「安全より軍事優先」と非難 日米訓練に抗議声明 先月23日から今月1日まで石垣島や与那国島でも行われた日米共同統合演習について、石垣島の平和と自然を守る市民連絡会は5日午後、市内で会見し抗議声明を発表した。 この中では①災害訓練と偽り、民間港で軍事訓練を予定した②米軍機が民間空港を予定時間を超過して利用し誘導路もふさいだ③与那国島で陸自オスプレイが事故を起こしたーと3点の問題点を指摘。 民間港では、予定した石垣港での海自タンカー配管接続訓… 2024/11/07
暮らし 日米演習の中止求める 反対派20人が駐屯地で 石垣島の平和と自然を守る市民連絡会(上原秀政、白玉敬子共同代表)や、一部の市民は23日午後、同日から始まった日米共同統合演習「キーン・ソード25」の中止を求め、石垣駐屯地前で抗議活動を行った。石垣駐屯地司令と在日米軍司令官あてに申入書を手交した。約20人が参加し、30分ほどで終了した。 申入書では「島を戦場にする想定の日米共同訓練・演習とその常態化に反対する」と訴え、住民無視の強行に抗議する意… 2024/10/25
暮らし 「特定利用」指定に依然慎重 新空港、県は費用対効果確認 石垣市議会の我喜屋隆次議長ら市議団5人は21日、県庁を訪れ、新石垣空港の機能強化に向け「特定利用空港」指定に早急に同意するよう求める意見書を提出した。市議によると、対応した前川智宏土木建築部長は、空港機能の強化には費用対効果の確認が必要との従来の見解を繰り返し、慎重姿勢を崩さなかった。 2024/10/22
暮らし 「日米に島奪われる」 市民連絡会、共同演習に反対 石垣島の平和と自然を守る市民連絡会(上原秀政、白玉敬子共同代表)は9日、市内で会見し、今月23日から石垣市などで行われる日米共同統合演習「キーン・ソード25」の中止を求めた。訓練の実施は近隣諸国を威嚇し、抑止力にならず、戦争勃発の危険を高めると指摘。「島で軍事訓練をしないことが、住民の安全を保障する」と主張した。石垣市には、演習の常態化を容認せず、訓練内容を市民に周知すべきと訴えた。今後、石垣市… 2024/10/10
暮らし 数十年ぶりの巣立ち 「高齢者大」で卒業式 石垣市教育委員会いきいき学び課による生涯学習講座「高齢者大学」の卒業式が5日、市民会館大ホールであった。2年間の課程を修了した25人は証書を授かり、涙を流して数十年ぶりの卒業を喜んだ。 2024/10/06
暮らし 島外避難の手順確認 新空港、1日1万人超想定 国、県、石垣市、竹富町などの関係自治体は25日夜、新石垣空港を使った国民保護の実地確認を行った。台湾有事の懸念が高まる中、国民保護訓練に関する検討会の一環として、島外避難者の空港到着から旅客機に乗り込むまでの手順を確認した。関係機関から避難者役、保安検査要員、視察者など約260人が参加した。 2024/09/27
暮らし 全国初「登録センター」設置確認 石垣市、有事にらみ住民避難 台湾有事などをにらみ、石垣市は25日午後、市中央運動公園の屋内練習場で「住民避難登録センター」設置の実地確認を行った。県主催の国民保護訓練に関する検討会の一環。同センターでは国民保護法に基づき住民の島外避難を進めるため、住民登録、手荷物の事前確認、航空機の座席登録を行う。この日は一連の確認作業を目標時間内に実施できるか検証した。全国初の実地確認で、内閣官房、国交省など国の職員も視察。約100人が… 2024/09/26
暮らし 安全保障と離島振興アピール 小林前経済安保相が石垣視察 自民党総裁選に立候補する小林鷹之前経済安全保障相は5日、石垣市を訪れ、有事に備えて市が整備するシェルター予定地などを視察した。尖閣諸島を抱え、台湾に近い石垣市を訪問することで、首相に就任した場合、安全保障や離島振興に取り組む意欲をアピールする狙いがあると見られる。 小林氏は市役所で報道陣の取材に応じ「国境に近い離島の安全保障上の重要性を改めて肌で感じた。国境を守るために、国としてしっかり離島を… 2024/09/06
暮らし 防衛協会員など視察 「いずも」石垣から離れる 先月31日から今月2日までの日程で石垣島の周辺海域で停泊している海上自衛隊最大の艦船「いずも」に1日、八重山防衛協会の関係者や一部の市議が乗艦し視察した。10人以上が乗艦し、艦長の石寺隆彦1佐ら幹部と面会した。同艦は2日午後までに石垣を離れた。 視察時間は約1時間で、1日午前に行われた。搭載艇で30分ほどかけて石垣港から名蔵湾に停泊する「いずも」に向かった。艦橋などを見て回った。 「いずも」… 2024/09/03
暮らし 警察名乗り「あなたを逮捕」〝詐欺電話〟記者が応対 「Aさんですか」 その電話は6月のある日、八重山日報記者である私の携帯にかかってきた。携帯の画面には「010」で始まる番号が表示されていた。間違い電話ではなさそうなので、私は「はい、そうです」と答えた。 「警視庁捜査一課のコンドウと申します」 少し緊張した口調の男だった。発音にたどたどしさがある。外国人かも知れない。 「はあ」 戸惑う私にお構いなく、コンドウは用件の説明を始めた。現在、… 2024/08/30
暮らし 台湾定期船、来月に新法人 大濱商工会長が代表就任へ 来年8月以降に就航 石垣市は27日、来年の夏以降に開設を予定する台湾基隆と同市を結ぶ定期船フェリー航路について、使用船舶を保有する新法人を来月に設立すると発表した。市商工会の大濱達也会長が代表を務める。 2024/08/28
暮らし 海自補給艦が石垣港に 25日まで、乗員休養へ 海上自衛隊の補給艦「はまな」が22日午前、石垣港に入港、検疫錨地に停泊した。期間は25日までで、搭載されている小型艇を使い乗員が石垣島に複数回上陸する予定。乗員の休養、補給が目的。市港湾課には連絡があった。 「はまな」は、とわだ型補給艦(全長167㍍)の3番艦。必要時のみ機関銃などの兵装を設置するが、平時は必要としない。他の艦艇に対する燃料の補給などが任務の艦艇で、直接の戦闘参加は主任務ではな… 2024/08/23
暮らし 「21世紀の万国津梁」目指す 県が地域外交方針を説明 県平和・地域外交推進課は19日、玉城デニー知事が推進する「地域外交」の基本方針説明会を八重山合同庁舎で開いた。「21世紀の万国津梁」を目指し、県が独自のネットワークを生かしてアジア・太平洋地域の平和構築と発展に貢献するとの目標を示した。 県は今年3月「地域外交基本方針」を策定。新年度の4月には、県庁の知事公室内にあった「地域外交室」を格上げし、同課を新設した。 玉元宏一朗課長は「地域外交」の… 2024/08/20
暮らし アンガマで家内繁盛祈願 珍問答で笑いも 旧盆(ソーロン)入りした16日、あの世から戻った祖先とされるウシュマイ(爺)とンミー(婆)が、ファーマー(子や孫)を引き連れて家々を回る伝統行事「アンガマ」が始まった。地域の青年会が取り組み、家々では地域住民や観光客などが集合。訪問先ではウシュマイとンミーが仏壇に手を合わせ、地域住民と問答を繰り広げた。 石垣青年会は石垣公民館を出発し、数十人のアンガマ一行が石垣地区を回った。 午後7時ごろ、… 2024/08/18
暮らし 住民避難に市民の声反映 意見交換終了、検討本格化 石垣市 石垣市は6日夜、国民保護に係る住民避難実施要領について、意見交換会を市役所で開催した。市はこれまで、市民会館や伊原間・川平両地区で意見交換会を開催しており、今回が4回目で最後の意見交換会となる。市は意見交換で出た声を今後の国や県との協議に生かし、避難計画の検討を本格化させる。 計画では、武力攻撃がない状態で新石垣空港から1日45便を出し、6日間で石垣や竹富、観光客も含めて全員を避難させる。 … 2024/08/07
暮らし 全住民、6日間で島外退避 有事想定、市が意見交換会 台湾有事などを見据え、石垣市は1日夜、国民保護計画の「住民避難実施要領」に関する市民との意見交換会を市民会館大ホールで開いた。武力攻撃が予測された場合、市は6日間で全住民を島外に退避させると想定。空路だけでなく海路も活用し、その場合は鹿児島港に向かう案も説明した。避難期間は1カ月、住まいは九州各県の旅館やホテルなどとする。 2024/08/02
暮らし 与那国で最大瞬間50・2㍍ 八重山を暴風域に巻き込む 2千戸停電、交通マヒ 台風3号 大型で非常に強い台風3号は24日、八重山地方に最接近した。石垣島地方気象台によると、与那国町租納では午後1時51分、最大瞬間風速50・2㍍を観測した。空、海の便は全面マヒ。3市町で最大2430戸が停電するなど、住民生活や産業に大きな影響が出た。人的被害は確認されていない。 2024/07/25
暮らし パーレーで盛り上がり 黒島豊年祭が宮里海岸で 豊作や安全を祈願 竹富町の黒島豊年祭(同公民館主催)が20日、宮里海岸で開催された。島内の宮里、仲本、東筋、保里の4村によるパーレー競走や奉納舞踊が行われ、無病息災と五穀豊穣を感謝した。村対抗のパーレー競走は海上にある「フキ」(浮き具)を先に浜辺まで持ち帰る早さで勝敗を決する。終了後、参加者は会場に立った旗頭の周りで円陣を作り巻き踊りを披露。地域の安寧を祈った。 2024/07/21
暮らし 有事の避難、初の意見交換へ 石垣市民対象、来月1日から 台湾有事などを見据え、石垣市は8月1日から、住民避難に関する市民との初の意見交換会を計4カ所で開く。政府は6月、先島諸島5市町村の住民や観光客約12万人を九州各県と山口県に避難させる計画を提示しており、市は避難方法などに関し、現時点での計画案を市民に周知する。市役所隣接地で整備する防災公園には地下駐車場として特定臨時避難施設(シェルター)が設置される予定で、市民の意見を設計に反映させる。 2024/07/19