暮らし 政府、石垣港指定方針 市長「公表後に手続き進む」 政府が有事を見据え、自衛隊や海上保安庁が円滑に利用できるようインフラ機能を強化する「特定重要拠点(特定利用)空港・港湾」に、県内から石垣港と那覇空港が指定される見通しとなったことを受け、中山義隆市長は27日、政府の公表後に今後の方針を明らかにする考えを示した。 この日の記者懇談会で中山市長は「公表されれば今後の手続きを進める形になる。(自衛隊、海上保安庁の円滑な利用に向けて)取り決めをする必要… 2024/03/28
暮らし 「台湾有事かと思った」 海保射撃訓練、驚く市民も 石垣海上保安部(中田光昭部長)所属の巡視船2隻が21、22の両日、石垣島北端の平久保崎灯台沖約30㌔の海域で射撃試験を実施した。参加したのは先月22日に新しく配備された巡視船「やえやま」「はてるま」の2隻。 「やえやま」は40ミリ機関砲、「はてるま」は30ミリ機関砲をそれぞれ装備している。 射撃試験が行われた当日、平久保周辺の住民は大砲の発射音のような音を聞いた。23日には同地域が校区だった… 2024/03/26
暮らし 「ドクター・ゼロ」に不安広がる 農家「家畜なら無医師で良いのか」 経済的損失への懸念も 与那国 与那国町から今年度末で常駐の獣医師が不在となる。与那国島では、町天然記念物の与那国馬をはじめ、肉用牛などの家畜が約1600頭(2020年末)飼育されている。今後は、八重山家畜診療所から派遣される獣医師が毎月2回、数日ずつ滞在して診療するという。感染症などには万全の備えをするとしているが、農家の間には「出産や急病への対応はどうする」と不安が広がっている。(山下夏行) 2024/03/24
暮らし 古見小、128年の歴史に幕 関係者200人集い閉校式 児童数の減少を受け、今年度末で閉校となる西表島の竹富町立古見小学校(渡口里夏校長、全校児童3人)で22日午後、閉校式が開かれ、卒業生や地域住民、ゆかりのある人たち約200人が集った。過去と未来に思いを馳せつつ、128年の歴史に幕を閉じる同校との別れを惜しんだ。 古見小学校は大川尋常小学校古見分校として1895年に創立。300人以上の卒業生を輩出したが、近年は過疎化で学校存続の危機に見舞われてき… 2024/03/23
暮らし 船とバスのタッチ決済導入 クレカ1枚で移動可能に 全国初の取り組み 八重山エリアの公共交通機関(路線バス・船舶)でクレジットカード等のタッチ決済による乗車・乗船サービスが19日、八重山エリア全域で一斉導入された。チケットは買わなくとも、タッチ決済対応のクレジットカードや同カードが設定されたスマートフォン等で乗車・乗船が可能で、観光客や地元民の利便性向上が図られる。特に日本の通貨を持たないインバウンド客への対応やクレジットカード利用による消費動向などのデータ集積に… 2024/03/20
暮らし 「ストで離島住民脅かした」 市議会与党、全港湾に抗議 米艦船の石垣寄港に反対し、全日本港湾労働組合(全港湾)が石垣港で実施した全面ストライキを巡り、石垣市議会の与党会派「自由民主石垣」と「公明」の市議らが18日、市役所で記者会見し「離島住民の生活を脅かした」と全港湾に抗議した。 抗議文では、ストライキの影響で「スーパーでは欠品が相次ぎ、飲食店では仕入れができず営業を縮小する店舗も見られるなど、経済的損失も大きく、市民生活に大きな混乱を招いた」と指… 2024/03/19
暮らし 石垣に早くも「夏到来」 南ぬ浜町で8年ぶり海びらき 全国にアピール 「日本最南端!八重山の海びらき2024in石垣島」(主催・一般社団法人八重山ビジターズビューロー、YVB)が16日午前、石垣市の南ぬ浜町海浜緑地(人工ビーチ)で行われた。南ぬ浜町での海びらきは8年ぶり。ことし1年の海の安全を祈願し、ひと足早い夏の訪れを全国にアピール。約1200人(主催者発表)が来場した。気温は25度で夏日となったが、水温は22度。海に入るとやや肌寒い気候となった。 2024/03/17
暮らし 全港湾スト「争議に当たらず」 労働委見解、市が自粛要求 石垣市の中山義隆市長は15日、米艦船の石垣寄港に抗議し、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部が石垣港で強行した全面ストライキについて、県労働委員会から「労働関係調整法に規定されている争議行為に当たらない」との見解が示された、と発表した。その上で「政治的な闘争を背景にした住民生活を盾に取るストライキ(争議行為)は、今後、厳に慎んでほしい」と、全港湾に同様のストの自粛を求めた。 市は今回のスト… 2024/03/16
暮らし 全港湾スト「適法でなかった」 市長批判、住民生活に影響 石垣市の中山義隆市長は14日、市役所で記者会見し、米艦船の石垣寄港に抗議して全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部が11~13日に石垣港で強行した全面ストライキについて「適法な手順を踏んだものではなかった」との認識を示した。市の調査で、労働関係調整法に違反していたことが判明したという。石垣港には今後も自衛隊や米軍の艦船が寄港する可能性があるが、中山市長は、ストが寄港の可否判断に影響を与えること… 2024/03/15
暮らし 波照間アンケート「前提違う」 重要拠点、市長が設問疑問視 有事に備え、自衛隊や海保が円滑利用できるよう国がインフラ機能を強化する「特定重要拠点空港・港湾」制度を巡り、石垣市の中山義隆市長は14日、波照間住民の6割が波照間空港の指定に反対とする有志のアンケート結果に疑問を呈した。市議会一般質問で、アンケートの設問について「もともとの前提が違う」と述べた。市議会で、中山市長が他の自治体の案件に関し発言するのは異例。 八重山ではアンケート結果をもとに、特定… 2024/03/15
暮らし 米駆逐艦出航でスト解除 石垣港、荷役作業再開で活況 在日米軍第7艦隊所属のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」は13日午前9時ごろ、石垣島と竹富島の間にある「検疫錨地」から出航した。米艦船出航を受け、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部は石垣港で実施していた全面ストライキを解除。午前9時から始業した。このあと、石垣港では終日、港湾作業員らが総出で停滞していた荷役作業に当たった。 2024/03/14
暮らし 「住民生活に深刻な影響」 全港湾ストの即時解除要請 野党「労働者の権利」と反発 市議会 米艦船の石垣寄港に抗議し、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部が石垣港で全面ストに突入したことを受け、石垣市議会(我喜屋隆次議長)は12日の本会議で、ストの即時解除を求める要請決議を与党と中立の賛成多数で可決した。ストで「物流が止まり、離島への食料品、日用品、医療物資の供給が中断され、住民の命やくらしに深刻な影響を及ぼしている」と指摘した。市議会が労組に対する決議を可決するのは異例。野党は「… 2024/03/13
暮らし 住民生活「人質」の暴走 本島のみ回避に不信感も 全港湾スト 全港湾沖縄地方本部が米艦船寄港に抗議し、石垣港で全面ストに突入した。通告によると11日から石垣港を離れる13日まで、港湾の荷役作業がストップし、八重山の物流に大きな影響が出る恐れがある。 全港湾は「組合員の安全確保のため」としているが、米艦船が武器を搭載しているにせよ、寄港によって、直ちに港湾労働者に危険が及ぶ可能性は考えにくい。 全港湾が主張する寄港のリスクと、物流停止によって住民がこうむ… 2024/03/12
暮らし 米ミサイル駆逐艦、石垣港入港 中国けん制か 乗組員、上陸し休養 在日米海軍・第7艦隊所属のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」が11日午前9時前、石垣沖に停泊した。米軍の乗員の休養と補給を目的としているが、石垣市の尖閣諸島周辺を日常的に航行する中国をけん制する狙いがあるとみられる。 ラファエル・ペラルタは午前7時過ぎに石垣島に近づき、午前8時40分頃までに、石垣島と竹富島の間にある「検疫錨地」に停泊した。 スティーブン・D・ザクタジュニア艦長は報道陣に… 2024/03/12
暮らし 石垣港の検疫錨地に停泊へ 米艦船が11日寄港 在日米海軍・第7艦隊所属のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水量約9500㌧、全長155・3㍍、乗員約300人)の船員が11日から14日までの間、石垣島に上陸を計画している事がわかった。米側は代理店を通じ、テンダーボート(支援艇)で、南ぬ浜地区クルーズバースを上陸の候補地に挙げているが、市は許可申請を保留している。 今後、市は上陸内容の詳細について代理店に聞き取りを行い、回答を受けてか… 2024/03/09
暮らし 米艦船、11日石垣寄港へ 沖合停泊か、県警が警備 有事備え同盟アピールか 在日米海軍第7艦隊所属のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水量約9500㌧、全長155・3㍍、乗員約300人)が11日から石垣島に寄港する方向で最終調整していることが7日分かった。市はクルーズ船岸壁の使用は困難としており、沖合に停泊すると見られる。米軍は2月上旬、日米地位協定に基づき今月11~14日に同艦を石垣港に寄港させると通告しており、停泊はこの期間になる可能性が高い。 2024/03/08
暮らし 米艦船、沖合停泊も認めず 全港湾スト「安全のため」と理解 市民連絡会 米海軍のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」が石垣島沖合に停泊する予定との報道を受け、石垣島の平和と自然を守る市民連絡会と、平和憲法を守る八重山連絡協議会は6日夕、市内で記者会見し、沖合の停泊にも反対する声明を発表した。石垣市には「いかなる寄港も受け入れるべきではない」と求めた。 声明文では、ミサイルを多数装備できる同艦を「浮かぶミサイル基地」と表現。米軍と自衛隊の連携は台湾有事を想定した動… 2024/03/07
暮らし 市長、シェルター整備直訴 防衛相「島民保護のため必要」 水道事業も防衛予算要請 台湾有事を見据えた取り組みの一環として、石垣市の中山義隆市長は6日、防衛省を訪れ、木原稔防衛相に対し、市が新年度から計画しているシェルター整備への支援を要請した。市によると木原防衛相は、シェルターについて「国民保護、島民保護の観点から必要」と述べ、市に協力する考えを示した。中山市長は「島しょ防衛体制強化のため」として、水道事業の推進に防衛予算を活用したい考えも伝えた。 2024/03/07
暮らし 県内全域で物流止まる恐れ 全港湾スト通告、住民懸念の声 米海軍のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水量約9500㌧、全長155・3㍍、乗員約300人)による石垣寄港計画を巡り、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部が通告している全面ストライキに、住民から懸念の声が上がり始めた。ストが実行された場合、県内全域で生活物資の物流が止まり、住民生活に大きな影響が出る恐れがあるためだ。 2024/03/06
暮らし 下水道使用料1300万徴収漏れ 確認不十分で最長18年放置 石垣市 石垣市は2月29日の記者会見で、農業集落排水処理施設(下水道)の使用料について、賦課徴収漏れがあったと発表した。大浜や宮良、白保の一部地域で計169世帯に対し総額1300万5958円の徴収漏れがあった。このうち、603万6920円は時効で徴収不可(2006年から18年12月まで)。残り696万9038円(19年1月から23年12月)は地方自治法に従い遡及納付を請求する。 2024/03/01